クロム酸バリウム
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(バライタ・エローから転送)
クロム酸バリウム | |
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別称 バリウム黄 バリウムイエロー バリウムクロメート | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10294-40-3 |
ChemSpider | 23481 |
RTECS番号 | CQ876000 |
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特性 | |
化学式 | BaCrO4 |
モル質量 | 253.37 g/mol |
外観 | 黄色の粉末 |
密度 | 4.498 g/cm3 |
融点 |
分解 |
水への溶解度 | 0.0002775 g/100 mL (20 °C) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
EU分類 | Harmful (Xn) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R20/22 |
Sフレーズ | (S2), S28 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
クロム酸バリウム(クロムさんバリウム、英: Barium chromate)はバリウムのクロム酸塩で、化学式BaCrO4で表される無機化合物。黄色の結晶で、六価クロム化合物の一種である。
鉱物としては、ヨルダンで発見されたハシェマイトとして産出するが希少である。
反応
[編集]バリウムの水溶液とクロム酸との反応によりクロム酸バリウムの沈殿が得られる。
用途
[編集]- 花火において、酸化剤との反応速度の調整。
- 陶磁器やペンキなどの黄色顔料。顔料として用いられる場合はバリウムイエロー (Barium Yellow) 、バライタイエロー (Baryta Yellow) 、バライトイエロー (Baryte Yellow) とも呼ばれる[1]。Colour Index Generic Nameは、Pigment Yellow 31である[1]。
- 異なる金属の接合部における腐食防止剤。
- 金属の下塗り。
- マッチ。
- 点火装置。
- 爆薬の反応開始剤。
安全性
[編集]日本の毒物及び劇物取締法では劇物に分類される。IARC発がん性リスク一覧では六価クロム化合物として、Group1(ヒトに対する発癌性が認められる)に分類されている。摂取した場合は鼻中隔の穿孔および腎臓障害を引き起こすことがある[2]。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 国際化学物質安全性カード クロム酸バリウム (ICSC:1607) 日本語版(国立医薬品食品衛生研究所による), 英語版