水素は原子番号1 、元素記号 H の元素である。非金属元素のひとつ。元素およびガス状分子の中で最も軽い。
宇宙で最も豊富にある元素であり、宇宙の質量の3/4を占め、総量数比では全原子の90%以上となる。これらのほとんどは星間ガスや銀河間ガス、恒星あるいは木星型惑星の構成物として存在している。地球表面の元素数では酸素・ケイ素に次いで3番目に多いが、質量百分率で表すクラーク数では9番目となる。ほとんどは海水の状態で存在し、単体の水素分子状態では天然ガスの中にわずかに含まれる程度である。地球の大気中には 1 ppm 以下とほとんど存在していない。
水素の単体である水素分子(水素ガス)H2 は常温で無色無臭の気体で、軽く、燃えやすいといった特徴を持つ。
長井長義(1845年–1929年)は日本の薬学者。エフェドリンを発見した。日本薬学会初代会頭で、日本の近代薬学の開祖である。
明治時代における日本薬学の進展に寄与した。漢方薬の研究と成分抽出は特筆すべき業績である。マオウからのエフェドリン抽出に成功し、のちに大量合成が可能であることを証明した。これは、多くの喘息患者の苦痛を取り除くことになった。エフェドリンは、現在でも誘導体 dl-塩酸メチルエフェドリンという成分名で、気管支拡張剤として市販の感冒薬にも配合されている。
日本薬学会の初代会頭に推挙され就任し、終身、心血を注いだ。