コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

重水素化ベンゼン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
重水素化ベンゼン
{{{画像alt2}}}
識別情報
CAS登録番号 1076-43-3 チェック
PubChem 71601
ChemSpider 64671 チェック
EC番号 214-061-8
国連/北米番号 1114
ChEBI
バイルシュタイン 1905426
特性
化学式 C62H6 or C6D6
モル質量 84.1488 g mol−1
密度 0.950 g cm−3
融点

°C, 280 K, 44 °F

沸点

79 °C, 352 K, 174 °F

熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 152.46 J K−1 mol−1
危険性
GHSピクトグラム 腐食性物質急性毒性(低毒性)経口・吸飲による有害性
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H225, H304, H315, H319, H340, H350, H372
Pフレーズ P201, P202, P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P264, P270, P280, P281, P301+310
NFPA 704
3
2
0
引火点 −11 °C (12 °F; 262 K)
関連する物質
関連物質 ベンゼン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

重水素化ベンゼン(じゅうすいそかベンゼン、: Deuterated benzene)は、ベンゼン同位体置換体: isotopologue)である。ベンゼン中の水素原子(H)が同位体である重水素(D)に置換されている。核磁気共鳴分光法で溶媒として用いられる。

応用

[編集]

重水素化フェニル基を持つ分子の合成に使用される。重水素化ベンゼンは同位体効果により反応速度が減少するが、通常のベンゼンと同じ反応を起こすことができる。

一例として以下に重水素化安息香酸の合成を挙げる。

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ International Union of Pure and Applied Chemistry (2014). Nomenclature of Organic Chemistry: IUPAC Recommendations and Preferred Names 2013. The Royal Society of Chemistry. pp. 1142. doi:10.1039/9781849733069. ISBN 978-0-85404-182-4 

関連項目

[編集]