ビス(ジメチルグリオキシマト)ニッケル(II)
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ビス(ジメチルグリオキシマト)ニッケル(II) | |
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nickel;N-[(Z)-3-nitrosobut-2-en-2-yl]hydroxylamine | |
別称 ニッケルビス(ジメチルグリオキシマト) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 13478-93-8 |
PubChem | 5475696 |
ChemSpider | 4584372 |
UNII | 7CZ5340YUM |
EC番号 | 236-782-7 |
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特性 | |
化学式 | C8H14N4NiO4 |
モル質量 | 288.91 g mol−1 |
外観 | 赤色固体 |
密度 | 1.698g/cm3 |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 警告(WARNING) |
Hフレーズ | H315, H317, H319, H335, H351 |
Pフレーズ | P201, P202, P261, P264, P271, P272, P280, P281, P302+352, P304+340, P305+351+338, P308+313, P312, P321 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ビス(ジメチルグリオキシマト)ニッケル(II) (英語: Nickel bis(dimethylglyoximate))は、Ni[ONC(CH3)C(CH3)NOH]2の式を持つ配位錯体である。この化合物は鮮やかな赤色の固体である。ニッケルの定性分析において使用されることで知られている[1]。
構造
[編集]ニッケル(II)イオンの幾何配置は正方形平面である[2]。ジメチルグリオキシム(dmgH2)の共役塩基(dmgH−)の2当量に囲まれている。この有機配位子の対は、水素結合を介して結合し、大環状配位子を形成する。この錯体は特有の色を呈し、不溶性であるため、ニッケルの重量分析におけるキレート剤として使用される。
ジメチルグリオキシムをニッケル検出試薬として使用することは、1905年にレフ・シュガエフによって報告された[3]。
参考文献
[編集]- ^ Greenwood, N. N.; Earnshaw, A. (1997-12-09) (英語). Chemistry of the Elements 2nd Edition. Butterworth-Heinemann
- ^ Donald E. Williams; Gabriele Wohlauer; R. E. Rundle (1959). “Crystal Structures of Nickel and Palladium Dimethylglyoximes”. J. Am. Chem. Soc. 81 (3): 755–756. doi:10.1021/ja01512a066.
- ^ Tschugaeff, Lev (1905). “Über ein neues, empfindliches Reagens auf Nickel [ニッケルに関する新しい高感度試薬]” (ドイツ語). Berichte der Deutschen Chemischen Gesellschaft 38 (3): 2520–2522. doi:10.1002/cber.19050380317 2024年10月1日閲覧。.