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バロサウルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バロサウルス
生息年代: 中生代ジュラ紀後期, 152–150 Ma
バロサウルス
バロサウルス想像図
地質時代
中生代ジュラ紀後期
(約1億5,200万 ~ 1億5,000万年前)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropoda
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
: ディプロドクス科 Diplodocidae
: バロサウルス属 Barosaurus
学名
Barosaurus
Marsh1890

バロサウルス (Barosaurus) は中生代ジュラ紀後期(約1億5,200万 ~ 1億5,000万年前)の現北アメリカ大陸及びアフリカ大陸タンザニア)に生息していた竜脚形亜目 - ディプロドクス科恐竜属名は「重いトカゲ」を意味する[1]

形態

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人間との大きさ比較。

全長は23 - 27メートル。巨大な脊椎(BYU 9024)に基づいて全長を45 - 48メートルとする推定も存在するが[2][3]、当該の標本はスーパーサウルスに属する可能性もある[4]。他の竜脚類同様長い首と尾をもつ。胴体部はディプロドクスに似るが、頸椎が伸長しているためより首が長く[1]、逆に尾は短めである。木の葉は口で丸呑みし、胃石ですり潰して消化を助けたと考えられている。

アメリカ自然史博物館の玄関ホールには、捕食者(アロサウルス)から子供を護るために後肢で立ち上がった姿で骨格が展示されている(画像参照)。しかし、骨盤や関節の構造など骨格上こうした姿勢は不可能だったとされる[5]。また竜脚類自体、その身体の大きさ及び卵の数や発掘状況などらから子育てはしなかったと推定されている[6]

脚注

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  1. ^ a b リチャードソン 2005, p. 74.
  2. ^ The size of the BYU 9024 animal”. svpow.com (June 16, 2019). 16 April 2022時点のオリジナルよりアーカイブJune 16, 2019閲覧。
  3. ^ Molina-Perez & Larramendi (2020). Dinosaur Facts and Figures: The Sauropods and Other Sauropodomorphs. New Jersey: Princeton University Press. p. 36. https://books.google.com/books?id=d-HFDwAAQBAJ&dq=Barosaurus&pg=PA36 
  4. ^ Virtual Meeting conference Program. (November 1–5, 2021). p. 92. オリジナルの8 October 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221008180700/https://vertpaleo.org/wp-content/uploads/2021/10/SVP_2021_VirtualBook_final.pdf 
  5. ^ 平山廉 1999, pp. 193–194.
  6. ^ 恐竜プロジェクト 2006, pp. 102–103.

参考文献

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  • NHK「恐竜」プロジェクト(高間大介・植田和貴) 編 編『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』小林快次(監修)、ダイヤモンド社、2006年。ISBN 4-478-86054-8 
  • 平山廉『最新恐竜学』平凡社平凡社新書〉、1999年。ISBN 4-582-85011-1 
  • ヘーゼル・リチャードソン、ディビッド・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年。ISBN 4-7875-8534-7 

関連項目

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外部リンク

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