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バンベルク - ホーフ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バンベルク - ホーフ線
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
所在地 バイエルン州
起点 バンベルク駅
終点 ホーフ中央駅
路線記号 5100
5919 (ブライテングリュースバッハ - エーベンスフェルト間高速線)
路線番号 512、820、850
開業 1846年2月15日
全通 1848年11月1日
路線諸元
路線距離 127.2 km
軌間 1435 mm (標準軌)
線路数 単線、複線、複々線
複線区間 全区間 (マルクトショルガースト - シュタムバッハ間除外)
電化区間 バンベルク - ホッホシュタット=マルクトツォイルン
電化方式 15 kV / 16.7 Hz (交流)
架空電車線方式
最大勾配 23.0 ‰
最高速度 160 km/h
230 km/h (高速新線)
線路等級 D4
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バンベルク - ホーフ線 (バンベルク - ホーフせん、ドイツ語: Bahnstrecke Bamberg–Hof) はバイエルン州バンベルクホーフを結ぶ幹線鉄道路線である。主要駅はリヒテンフェルス駅、クルムバッハ駅、ノイエンマルクト=ヴィルスベルク駅、ミュンヒベルク駅である。ドイツ再統一の交通プロジェクト8号によってニュルンベルク - エアフルト高速線はバンベルク - エーベンスフェルト区間でこの路線と並んで伸びる。

沿線概況

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停車場・施設・接続路線
STR STR
ニュルンベルク - バンベルク線 (S1)
S+BHF BHF
0.0 バンベルク S1終着駅 240 m
KRWg+l KRWgr
KRWglxr KRWg+r
旧バンベルク - シェースリツ線
STR ABZgl
港連結線
BS2l
バンベルク - ヴュルツブルク線
ABZg+l
バンベルク三角線
STR
外線: 5919、内線: 5000
SKRZ-Au
自動車道A70
BHF
3.4 ハルシュタット (バンベルク近郊)
SKRZ-Au
自動車道A73
eABZg+r
BHF
7.6 ブライテンギュースバッハ 248 m
ABZgl
ブライテンギュースバッハ - マロルツヴァイサッハ線
BS2+l BS2+r
外線: 5919、内線: 5000
SKRZ-Au SKRZ-Au
自動車道A73
HST STR
12.1 エービング
HST STR
14.3 ツァプフェンドルフ
DST DST
18.2 ウンターライターバッハ信号場
KRWg+l KRWgr
HST STR
20.2 エーベンスフェルト 254 m
BS2l
ニュルンベルク-エアフルト高速線
BHF
25.7 バート・シュタフェルシュタイン
SKRZ-Au
自動車道A73
BHF
31.9 リヒテンフェルス 263 m
ABZgl
アイゼナッハ - リヒテンフェルス線
HST
36.1 ミヒェルラウ (オーバーフランケン)
BHF
40.2 ホッホシュタット=マルクトツォイルン 274 m
SBRÜCKE
国道B173, B289
ABZgl
フランケンヴァルト線(1905~)
hKRZWae
マイン川
eABZgl
旧フランケンヴァルト線(~1905)
HST
45.8 ブルククンシュタット
HST
51.7 マインロート
BHF
56.6 マインロイス 302 m
hKRZWae
白マイン川
ABZg+r
旧バイロイト - クルムバッハ線
SBRÜCKE
国道B85
hKRZWae
白マイン川
BHF
62.0 クルムバッハ 304 m
WBRÜCKE1
下シュタイナッハ川
BHF
68.4 ウンターシュタイナッハ (シュタットシュタイナッハ近郊)
ABZgl
ウンターシュタイナッハ - シュタットシュタイナッハ線
HST
70.7 ルートヴィヒショルガースト
WBRÜCKE1
ショルガースト川
BHF
74.4 ノイエンマルクト=ヴィルスベルク 348 m
ABZgr
バイロイト - ノイエンマルクト=ヴィルスベルク線
ABZg+r
シュロェメン三角線
BST
75.6 ノイエンマルクト=ヴィルスベルク東分岐点
SBRÜCKE
国道B303
STR
傾斜地平面 (Schiefe Ebene)
BHF
81.8 マルクトショルガースト 506 m
eHST
86.4 旧ファルス
eABZgr
旧ファルス - ゲフレース線
BHF
93.1 シュタムバッハ 581 m
STRo
国道B289
SKRZ-Au
自動車道A9
ABZg+l
ミュンヒベルク - ゼルビツ線
BHF
103.0 ミュンヒベルク 536 m
STRo
国道B289
eABZgr
旧ミュンヒベルク - ツェル線
WBRÜCKE1
ザーレ川
HST
109.6 ゾイルビッツ 国道B289との踏切あり
HST
113.7 フォェルバッハ 509 m
BHF
116.2 シュヴァルツェンバッハ (ザーレ)
SBRÜCKE
国道B289
WBRÜCKE1
ラーミツ川
ABZg+r
ヴァイデン - オーバーコツァウ線
ABZg+r
アシュ - オーバーコツァウ線
BHF
121.6 オーバーコツァウ 485 m
SBRÜCKE
国道B15
hKRZWae
ザーレ川 (164 m)
eHST
125.1 旧ホーフ・モシェンドルフ
BHF
127.2 ホーフ中央駅 495 m
ABZgl
LH線、H-BS線

列車はバンベルク駅を出発すると、ロッテンドルフ方面の幹線鉄道がすぐ分岐する。過去にはシェースリツ方面の線路もバンベルク駅から分岐した。左側にバンベルク - ヴュルツブルク線の三角線が分岐し、その後この路線は自動車道A70の下を横切る。列車はハルシュタットを通過し、国道4号と平行に走行してブライテンギュースバッハ駅に到着する。その駅からエベルン方面の支線鉄道とディータースドルフ方面の旧線は分岐する。列車は高速線自動車道A73の下を順番の通り横断して、マイン川と平行に走行する。この路線はエーベンスフェルトまで高速線と線路を共有する。高速線が分岐する後で列車はバート・シュタフェルシュタインを経て、リヒテンフェルス駅に至る。そこでコブルク方面のヴェラー鉄道が分岐する。

この路線はリヒテンフェルスからマインロイスまでマイン川を沿って続く。ホッホシュタット=マルクトツォイルン駅でフランケンヴァルト線はルートヴィクスシュタットとザールフェルトの方向で分岐する。クルムバッハ駅では1993年までバイロイト方面の地方鉄道がこの路線と接続した。列車はウンターシュタイナッハとルートヴィヒショルガーストを経由してノイエンマルクト=ヴィルスベルク駅に到着する。過去にはこの駅に自体の扇形庫施設 (Bahnbetriebswerk) があったが、現在ドイツ蒸気機関車の博物館になっている。

列車はノイエンマルクト=ヴィルスベルク駅を離れると、すぐバイロイト方面の線路は分岐しシュロェメン三角線 (Schlömener Kurve) がこの路線と合流する。その後列車は急勾配の傾斜地平面 (Schiefe Ebene) を登りマルクトショルガースト駅を経由し、シュタムバッハまで単線区間を通過する。この路線はミュンヒベルクとシュヴァルツェンバッハの向かいに続き、レーゲンスブルクとヘプ方面の路線と合流して、オーバーコツァウ駅に至る。列車はモシェンドルフでザーレ川を渡り、終点のホーフ中央駅に到着する。

歴史

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バイエルン王立鉄道

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バンベルク - ホーフ線はルトヴィヒ南北鉄道の一部として建設された。ニュルンベルク - バンベルク区間を含めてこの区間の王立建設委員会 (königliche Eisenbahnbau-Kommission) は1841年ニュルンベルクで結成され、土地買収は翌年に始まった。鉄道工事は1843年始まって、遅れた工事開始の理由はで緩慢な勾配できる限り多い地域を連結する路線の選定であった。その一環としてフィヒテル山地での平均傾斜率23 ‰の傾斜地平面 (Schiefe Ebene) を買わねばならなかった。1846年か2月ら1848年11月までバイエルン王立鉄道はこの区間を3段階にかけて開通した。

1880年ホーフ駅は移転し、既存の頭端式駅 (Kopfbahnhof) は廃止され単式と島式の複合ホームが現在の位置に新設された。二番目の線路は1891年初めは単線だった全区間に追加された。

ドイツ国営鉄道

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1939年5月10日バンベルク - ザールフェルト区間の電気運転がフランケンヴァルト線の経由で実現できた。

ドイツ連邦鉄道

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1960年代にマルクトショアガースト - シュタムバッハ区間は少ない運送量のため単線化された。

1992年ドイツ連邦交通計画でバンベルク - エーベンスフェルト区間の複々線の改修などが検証された。1993年中期に立てられた国道計画案でニュルンベルク - エーベンスフェルトの複々線改修は一番低い費用の案件として決定された[1]

ドイツ鉄道

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1996年4月にバンベルク - ツァプフェンドルフ間に関する建設計画承認手続き(Planfeststellungsverfahren)がすでに導入されたが、同年11月公聴会の報告書が作成された後に中止された。2015年7月30日にハルシュタット第23工区およびツァプフェンドルフ第24工区の改良区間工事計画が確定されて[2]、2016年1月11日から同年9月4日までバンバルク - リヒテンフェルス区間は完全に封鎖された[3][4][5]。そのときブライテンギュースバッハ - エーベンスフェルト区間の四つの停車場の乗降場は55 cmの高さで改修された。エレベーターの設置は別々に考慮され、2017年エレベーターは作動された[5]。また、ハルトマンシュタット - ブライテンギュースバッハ間の高速線追加工事は2019年初めに開始されて[6]、2022年4月16日に予定より1年早く完了した[7]

運行形態

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2017年12月までベルリン - ミュンヘン区間のICE列車は1時間間隔でバンベルク - ホッホシュタット=マルクトツォイルン区間を経由した。現在はライプツィヒ - カールスルーエ間IC列車は一日一往復でこの路線を経由している。高速線の開通後もこの路線を経由するICE路線とIC路線は残っている[8]。現在高速線を経由するICE列車とRE19列車はバンベルク駅のみに停車する[9]

  • ICE: リヒテンフェルス - バンベルク - ニュルンベルク - ミュンヘン。一日一回で平日のみ。
  • IC 17: ウィーン - ニュルンベルク - バンベルク - リヒテンフェルス - イェナー - ヴァルネーミュンデ。一日一往復。
  • IC 61: カールスルーエ - シュトゥットガルト - アーレン - ニュルンベルク - バンベルク - リヒテンフェルス - イェナー - ライプツィヒ。120分ごと。

バンベルク - マインロート区間はニュルンベルク広域運輸連合 (Verkerhsverbund Großraum Nürnberg、VGN) の運賃制区域にある[10]

  • 快速列車 (RE 14) : ニュルンベルク - エアランゲン - バンバルク - ブライテンギュースバッハ - バート・シュタフェルシュタイン - リヒテンフェルス - クローナッハ - ザールフェルト。60分間隔。使用車両はDB1462形電車
  • 快速列車 (RE 28) : ニュルンベルク - エアランゲン - バンバルク - ブライテンギュースバッハ - バート・シュタフェルシュタイン - リヒテンフェルス - コーブルク - ゾンネベルク。120分間隔。使用車両はRE14と同じ。リヒテンフェルス駅でRE14列車と分割・併結される。
  • 快速列車 (RE 32/RE 35) : バンベルク - リヒテンフェルス - ブルククンシュタット - クルムバッハ - ノイエンマルクト=ヴィルスベルク - バイロイト (- ニュルンベルク)/ホーフ。120分間隔。使用車両はDB612形気動車
  • 快速列車 (RE 38/RE 39) : リヒテンフェルス - ブルククンシュタット - クルムバッハ - ノイエンマルクト=ヴィルスベルク - バイロイト/ホーフ。120分間隔。使用車両はDB641形
  • 普通列車 (RB 24) : コーブルク - リヒテンフェルス - ホッホシュタット=マルクトツォイルン - ブルククンシュタット - マインロート - マインロイス - クルムバッハ - ウンターシュタイナーインタール - ルードヴィヒショルガースト - ノイエンマルクト=ヴィルスベルク - バイロイト。アギリス鉄道運営。60分間隔。使用車両はレギオシャトルRS1
  • 普通列車 (RB 25) : バンバルク - ハルシュタット - ブライテンギュースバッハ - エービング - ツァプフェンドルフ - エーベンスフェルト - バート・シュタフェルシュタイン - リヒテンフェルス - ミシェラウ - ホッホシュタット=マルクトツォイルン - クローナッハ。60分間隔。使用車両はRE14と同じ。
  • 普通列車 (RB 26) : バンバルク - ハルシュタット - ブライテンギュースバッハ - エーバーン。アギリス鉄道運営。60分間隔。使用車両はレギオシャトルRS1。
  • 普通列車 (RB 99) : (ヘルムブレヒツ/バイロイト -) ミュンヒベルク - ゾイルビッツ - フォェルバッハ - シュヴァルツェンバッハ - オーバーコツァウ - ホーフ。アギリス鉄道運営。120分間隔。使用車両はレギオシャトルRS1。

参考文献

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  • Deutsche Reichsbahn: Die deutschen Eisenbahnen in ihrer Entwicklung 1835–1935. Reichsdruckerei, Berlin 1935. (ドイツ語)
  • Wolfgang Feldwisch, Olaf Drescher: Die Planung der Neu- und Ausbaustrecke Nürnberg - Erfurt - Leipzig/Halle In: Eisenbahntechnische Rundschau. 56, Nr. 9, 2007, S. 494-500. (ドイツ語)
  • Wolfgang Klee: Bayerische Eisenbahngeschichte. Teil 1: 1835-1875. 1993. ISBN 3-922404-43-X. (ドイツ語)
  • Wolfgang Klee: Bayerische Eisenbahngeschichte. Teil 2: 1875-1920. 1994. ISBN 3-922404-61-8. (ドイツ語)
  • Stephan Kuchinke: Die Ludwigs-Süd-Nordbahn von Lindau nach Hof. Transpress, Stuttgart 1997. ISBN 3-613-71064-1. (ドイツ語)
  • Beatrice Senden-Rieger: Die Bahnhöfe der Ludwig-Süd-Nord-Bahn 1841–1853. Zur Geschichte des bayerischen Staatsbauwesens im 19. Jahrhundert. Deutsche Gesellschaft für Eisenbahngeschichte e. V., Karlsruhe 1989, ISBN 3-921700-57-4 (Zugleich: Bern, Univ., Diss., 1986). (ドイツ語)

脚注

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  1. ^ Deutsche Bahn AG, Kommunikation / DB ProjektBau GmbH, Großprojekt VDE 8 (Hrsg.): Ausbaustrecke Nürnberg–Ebensfeld. Abschnitt Ausbaustrecke Nürnberg–Ebensfeld. Streckenkarte. Nürnberg, August 2007, ohne ISBN.
  2. ^ Eisenbahn-Bundesamt, ed. (30 July 2015). Planfeststellungsbeschluss gemäß § 18 AEG für das Vorhaben Ausbaustrecke Nürnberg–Ebensfeld: Planfeststellungsabschnitt Hallstadt - Zapfendorf (Report) (ドイツ語). pp. 93, 96~119, 428.
  3. ^ Ebensfeld muss sich auf mehr Bahnlärm einstellen. In: Neue Presse, Ausgabe Lichtenfels. 30. Juli 2014, S. 7.
  4. ^ Sperrpause der VDE 8 nutzen. In: DB Welt, Regionalteil Südost. Nr. 1, 2016, S. 17.
  5. ^ a b RB Süd: Barrierefreier Ausbau von vier Stationen im Raum Bamberg. In: StationsAnzeiger. Nr. 18, Dezember 2016, S. 12.
  6. ^ Baubeginn für Verlängerung des viergleisen Ausbauabschnitts bis zur Stadtgrenze Bambergs” (ドイツ語). deutschebahn.com. Deutsche Bahn AG (2019年3月26日). 2019年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月9日閲覧。
  7. ^ Ein Jahr früher als geplant: Bahn beendet Ausbau bei Bamberg” (ドイツ語). br.de. Bayerischer Rundfunk (2022年4月19日). 2022年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月9日閲覧。
  8. ^ Riesenerfolg für die Region: "Lichtenfels-ICE" für Pendler bleibt erhalten und IC Anbindung über Kronach wird gesichert : 2017年12月17日 (2018年2月10日閲覧) 。
  9. ^ Elektronisches Kursbuch: Streckennummer 820” (ドイツ語). kursbuch.bahn.de. Deutsche Bahn AG. 2023年12月13日閲覧。
  10. ^ VGNの鉄道路線図 VGNの資料

外部リンク

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