バージンココナッツオイル
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バージンココナッツオイル(Virgin Coconut Oil)は、ココナッツの胚乳から採取した油で、未精製のもの。精製した油は、一般的にヤシ油と呼ばれている。近年は、単にココナッツオイルと言うと、多くの場合、バージンココナッツオイルを指す。
定義
[編集]バージンココナッツオイルの定義については、アジア太平洋ココナッツコミュニティ(Asian Pacific Coconut Community)が作成したAPCC Standards for Virgin Coconut Oilが広く利用されている。該当部分を日本語に訳すと次のとおり。
バージンココナッツオイル(VCO)は、ココヤシ(Cocos nucifera L.)の新鮮な熟したカーネル(受粉から12か月齢まで)から得られるもので、オイルの性質を変えない程度の熱を利用するか、または、利用しないで、機械的または自然な方法で得られる。VCOは、化学的精製や漂白、脱臭を行わない。 更なる加工の必要なく、そのままの状態で摂取することができる。バージンココナッツオイルは、主に中鎖脂肪酸から構成されており、酸化に対して抵抗性がある。バージンココナッツオイルの脂肪酸は、長鎖飽和脂肪酸が主な動物性脂肪とは全く異なっている。バージンココナッツオイルは、色がなく、沈殿物がなく、自然で新鮮なココナッツの香りがある。腐敗した臭いや味がしない。
参考文献
[編集]- Asia Pacific Coconut Community, APCC Standards for Virgin Coconut Oil