バートレット (テネシー州)
バートレット | |
---|---|
市 | |
Bartlett | |
バートレットの歓迎看板 | |
シェルビー郡内の位置 | |
北緯35度13分23秒 西経89度50分28秒 / 北緯35.22306度 西経89.84111度 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | テネシー州 |
郡 | シェルビー郡 |
設立 | 1829年 |
法人化 | 1866年 |
政府 | |
• 市長 | キース・マクドナルド(共和党)[1] |
面積 | |
• 合計 | 23.42 mi2 (60.7 km2) |
• 陸地 | 19.1 mi2 (49.4 km2) |
• 水域 | 0.0 mi2 (11.3 km2) |
標高 | 298 ft (90.8 m) |
人口 (2020年)[2] | |
• 合計 | 57,786人 |
• 密度 | 2,500人/mi2 (950人/km2) |
等時帯 | UTC-6 (中部標準時) |
• 夏時間 | UTC-5 (中部夏時間) |
郵便番号 |
38133-38135 |
市外局番 | 901 |
FIPS code | 47-03440[3] |
GNIS feature ID | 1304976[4] |
ウェブサイト | www.cityofbartlett.org |
バートレット(英: Bartlett)は、アメリカ合衆国テネシー州の南西隅、シェルビー郡の都市である。人口は5万7786人(2020年)。メンフィスの北東に位置し、同都市圏に属している。
歴史
[編集]バートレット市が成長することになる町は、当初ユニオン・デポ、さらにグリーン・ボトムと呼ばれていた。ナッシュビルから西に進む駅馬車道では、テネシー州から西に出る直前の主要停車場だった。1830年頃に町として設立された。その駅馬車に代わってメンフィス・アンド・オハイオ鉄道が敷かれるとバートレットはその駅として存在し続けた。当初は農業社会であり、駅馬車道沿いに大きなプランテーションがあった。
1866年11月1日[5]、町が市として法人化され、市名はバートレットに変更された。法人化されるときに、ブライアン・ウィザーが初代町長に指名された。市名は農園主だったガブリエル・M・バートレット少佐にちなんで名付けられた。バートレットの家はローリー・サマービル道路(駅馬車道)沿い、現在のバートレット駅プラザがある場所にあった。
地理
[編集]バートレット市は北緯35度13分23秒 西経89度50分28秒 / 北緯35.22306度 西経89.84111度 (35.222990, -89.841170)に位置している[6]。メンフィス市の北東市境と接している。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は23.42平方マイル (60.7 km2)である。領域の併合によって、さらに20.54平方マイル (53.2 km2)増える可能性がある。
教育
[編集]バートレット市の公共教育体系は、2013年から2014年の教育年度まで、シェルビー郡教育学区に属していた[7]。2013年7月16日の住民投票で、バートレット市教育学区の創設が承認された[8]。この新しい学区は2014年秋に始まり、連邦裁判所に訴えられた訴訟の当事者間に行われた合意に従い、市域内11の校舎が含められた[9]。学区監督官には、シェルビー郡教育学区の副監督官だったデイビッド・スティーブンスが就いた。
公立学校
[編集]高校:
中学校:
小学校:
私立学校
[編集]- バートレット・バプテスト準備学校幼稚園
- セントアン小学校
人口動態
[編集]人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1870 | 244 | — | |
1880 | 242 | −0.8% | |
1900 | 200 | — | |
1910 | 263 | 31.5% | |
1920 | 271 | 3.0% | |
1930 | 429 | 58.3% | |
1940 | 400 | −6.8% | |
1950 | 489 | 22.3% | |
1960 | 508 | 3.9% | |
1970 | 1,150 | 126.4% | |
1980 | 17,170 | 1,393.0% | |
1990 | 26,989 | 57.2% | |
2000 | 40,543 | 50.2% | |
2010 | 54,613 | 34.7% | |
2020 | 57,786 | 5.8% | |
Sources:[21][22] |
2010年時点でバートレット市は人口でテネシー州では第10位、シェルビー郡ではメンフィス市に次いで第2位である。
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[3]。
基礎データ
人種別人口構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
収入[編集]収入と家計 |
人口の推移
[編集]バートレット市は1829年頃の設立以後、1866年に法人化され、その後の100年間は小さな町のままだった。1960年でも人口は僅か508人の英気馬車道と鉄道の傍にある「古い」町だったが、1970年代と1980年代に新しい住民が入って来て急成長した。その多くはメンフィス市からの「ホワイト・フライト」(白人が古くなった市街地を避けて郊外に移転する動き)によるものであり、また東部と北部の領域を併合したことも貢献した。2014年推計では6万人に迫っている。
2007年、雑誌「マネー」が、アメリカ合衆国で住みたい町100傑の第95位にバートレット市を挙げた。
興味ある場所
[編集]デイビース・マナー・プランテーション
[編集]デイビース・マナー・プランテーションは[24]、シェルビー郡でも最古の丸太小屋、32エーカー (128,000 m2) の農地、多くの構築物がある歴史的な資産であり、小屋は一般公開されている。構築物の中には、小作人小屋から売店、粉挽き場から納屋まである。さらにキッチンガーデンや医療用ハーブ園など幾つかの庭園もある。屋外を楽しむ観光客にはウォーキングツアーや、自然の道もある。
ニコラス・ゴットン邸
[編集]ニコラス・ゴットン邸はコート通り2969にある。バートレット博物館が入っており、バートレット歴史協会が運営する地元歴史博物館となっている[25]。この白い木組み構造の建物は、1871年にニコラス・ゴットンが、ニューイングランドのソルトボックス様式で建てた[26]。長いこう配屋根が背面に傾斜している。背面は平屋、前面は二階建てである。
レクリエーションとフィットネス・センター
[編集]バートレット・レクリエーション・センターは、広さ55,000平方フィート (5,100 m2)、2000年8月に完成した施設である[27]。バートレット警察署の真裏、フラハーティ・プレース7700にある。水泳プール、ラケットボール・コート、バスケットボール・コート、陸上競技用トラック、ワークアウト室があり、市民に人気がある。開設以来、運営がうまく行っており、市からの援助なしでやって行けている。
芸能と会議のセンター
[編集]バートレット芸能と会議センターは1999年に完成し、こけら落としはアート・ガーファンクルのショーだった[28]。アップリング道路3663にあり、バートレット警察署やアップリング中学校の通り向かいである。芸能のみならずセミナーや、事業の会議などの催しに貸し出されている[29]。
脚注
[編集]- ^ “Office of the Mayor”. City of Bartlett, TN. 3 February 2016閲覧。 “Active in the Republican Party.”
- ^ “Quickfacts.census.gov”. 15 Nov 2023閲覧。
- ^ a b “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
- ^ “US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
- ^ “Municipal Technical Advisory Service - City Information”. www.mtas.tennessee.edu. 2015年6月2日閲覧。
- ^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
- ^ “Shelby County School District Public Schools”. Public Schools Report. 2008年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月7日閲覧。
- ^ Garlington, Lela (16 July 2013). “Voters say 'yes' to separate school districts in Memphis suburbs”. The Commercial Appeal 31 December 2013閲覧。
- ^ Moore, Linda (2 December 2013). “County Commission approves school agreements with Bartlett, Collierville and Millington”. The Commercial Appeal 31 December 2013閲覧。
- ^ Bartlett High School (Grades 10-12)
- ^ Bartlett Ninth Grade Academy
- ^ Appling Middle School
- ^ Bon Lin Middle School (Opened 2008)
- ^ Elmore Park Middle School
- ^ Altruria Elementary School
- ^ Bartlett Elementary School
- ^ Bon Lin Elementary School
- ^ Ellendale Elementary School
- ^ Oak Elementary School
- ^ Rivercrest Elementary School
- ^ “Census of Population and Housing: Decennial Censuses”. United States Census Bureau. 2012年3月4日閲覧。
- ^ “Incorporated Places and Minor Civil Divisions Datasets: Subcounty Resident Population Estimates: April 1, 2010 to July 1, 2012”. Population Estimates. U.S. Census Bureau. 11 December 2013閲覧。
- ^ http://factfinder.census.gov/servlet/ACSSAFFFacts?_event=Search&geo_id=16000US3929106&_geoContext=01000US%7C04000US39%7C16000US3929106&_street=&_county=bartlett&_cityTown=bartlett&_state=04000US47&_zip=&_lang=en&_sse=on&ActiveGeoDiv=geoSelect&_useEV=&pctxt=fph&pgsl=160&_submenuId=factsheet_1&ds_name=ACS_2007_3YR_SAFF&_ci_nbr=null&qr_name=null®=null%3Anull&_keyword=&_industry=
- ^ www.daviesmanorplantation.org
- ^ http://www.cityofbartlett.org/index.aspx?nid=55 History of Bartlett
- ^ “Bartlett, TN - Official Website - History”. City of Bartlett. 2009年5月30日閲覧。
- ^ “Official BRC Website”. City of Bartlett. 2007年11月23日閲覧。
- ^ “BPACC Past Seasons”. BPACC. 2007年11月23日閲覧。
- ^ “BPACC Official Website”. BPACC. 2007年11月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- CityOfBartlett.org - Official City Website
- Bartlett Area Chamber of Commerce
- City charter