バーバリージリス
バーバリージリス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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バーバリージリス
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Atlantoxerus getulus Linnaeus, 1758 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Barbary ground squirrel | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バーバリージリスの生息域
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バーバリージリス(Atlantoxerus getulus)は、ネズミ目(齧歯目)リス科バーバリージリス属に属するジリスの1種。 本種のみでバーバリージリス属を構成する[2]。
西サハラ、アルジェリア、モロッコに分布し、カナリア諸島に移入されている。亜熱帯または熱帯の乾燥した灌木地、温暖な草地、岩の多い地域に生息し、群れを作って巣穴に住む。カール・フォン・リンネによって1758年に命名された。
分布
[編集]西サハラ、アルジェリア、モロッコのアトラス山脈海側のバーバリー海岸(バルバリア海岸)に分布する。1965年にカナリア諸島フエルテベントゥラ島に移入された[1]。アフリカ大陸のサハラ砂漠以北に生息する唯一のリスである[2]。
形態
[編集]体長160-220ミリメートル、尾長180-230ミリメートル[2]。体重300-350グラム[2]。
被毛は、灰褐色または赤みを帯びた褐色で、胴の両側に1本ずつ白色の縞があり、背骨に沿ってさらにもう1本の縞を持つこともある。腹部は淡灰色で、尾には黒と灰色の縦縞模様がある[2][3]。
生態
[編集]乾燥した岩の多い土地に生息し、標高4000メートルまでの山地にも見られる[2]。群れを作り、乾燥した草地や灌木や岩の多い地域に掘った巣穴か、または岩の間の穴に住む[2]。朝早くと午後遅くに巣穴から出て食事をし、日中の暑い時間帯は巣穴に戻る[2]。食性は草食性で、主にアルガンノキの果実と種子を食べる[2]。個体数が増え、食料が不足すると、別の場所へ移動する[1][2]。メスは年2回出産し、産子数は最大4匹[1]。
保全状況評価
[編集]個体数は安定しており、標高2000メートルまでの生息地ではよく見かけるが、より標高の高い地域ではより広く分散している。分布域の東端では個体数が減少する。IUCNレッドリストでは軽度懸念(Least Concern, LC)に分類されている[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e Aulagnier, S. (2008). "Atlantoxerus getulus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2015年3月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j Scott J. Steppan and Shawn M. Hamm (2000年). “Atlantoxerus”. Tree of Life Web Project. 2013年2月14日閲覧。
- ^ Thorington, R. W. Jr. and R. S. Hoffman. 2005. Family Sciuridae. pp. 754–818 in Mammal Species of the World a Taxonomic and Geographic Reference. D. E. Wilson and D. M. Reeder eds. Johns Hopkins University Press, Baltimore