バーンパイン工業団地
バーンパイン工業団地 (タイ語:นิคมอุตสาหกรรมบางปะอิน、英語:Bang Pa-in Industrial Estate)は、1989年に開設したタイのタイ工業団地公社の管理する工業団地の一つ。タイ中部アユタヤ県バーンパイン郡に位置する。
管理事務所所在地
[編集]アユタヤ県 バーンパイン郡 タムボン・クローンチック、ウドムスラユット通り、ムー2、139
(139 หมู่ 2 ถนนอุดมสรยุทธ ตำบลคลองจิก อำเภอบางปะอิน จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13160)
- 各地からの距離
- バンコクより65km
- ドンムアン空港より26km
- クローントゥーイ港より75km
- スワンナプーム国際空港より75km
- レームチャバン港より197km
- マープタープット工業港より270km
用地
[編集]- 用地面積 - 総面積 313ha(内訳は一般工業区 187.5ha、IEATフリーゾーン 26.5ha、住宅・商業用区 8ha、公共インフラ設備地区 58ha、緑地 32ha) 未分譲5ha
施設
[編集]- 水道水:チャオプラヤー川から取水。給水能力は12,000㎥/日。
- 電力:タイ地方発電公社から供給。電力供給能力が2X40メガボルトアンペア、22kV。
- 電話:1,024回線 (TT&T)
- 廃水処理 :活性汚泥方式による共同廃水処理システム。
- ごみ焼却所:5箇所、27,000kg/日
- 道路:幹線道路はアスファルト舗装幅員35m(4車線)、補助幹線道路はアスファルト舗装幅員27.5m(2車線)、商業・住宅区における道路幅員15m(2車線)。
- 洪水対策:開放式の鉄筋コンクリート放水路
- 警備:24時間
- ワンストップサービスセンター(OSOS):タイ工業団地公社本部およびバーンパイン工業団地事務所にある。
コジェネレーション発電事業
[編集]タイの総合建設会社チョーガーンチャーン社(ช.การช่าง)とタイ石油公社(PTT)の合弁会社バーンパイン・コジェネレーションは本工業団地内に出力119MW、蒸気毎時20tの天然ガスコジェネレーション設備を計画しており、余剰電力はタイ発電公社(EGAT)に売電する予定[1] 。2013年稼動予定[1]。
洪水
[編集](工業団地の被災についてはタイ工業団地公社の2011年タイ北部・中部地域及びバンコク都における降雨・洪水被害の項を参照)
2011年7月から続くタイ北部の大雨によりアユタヤ県内でも洪水が発生し、10月4日にはナコーンルワン郡サハラッタナナコーン工業団地内で冠水し、タイ工業団地公社は団地を閉鎖した。さらに本工業団地においても、10月7日浸水に備えるように入居企業に連絡が行われた[2]。10月14日団地内に浸水。閉鎖された[3]。10月4日ナコーンルワン郡サハラッタナナコーン工業団地、10月8日ローヂャナ・アユタヤ工業団地、10月13日ハイテク工業団地が冠水、閉鎖に続く4件目の工業団地での浸水被害となった。11月21日から大規模な排水・復旧作業が開始された[4]。
脚注
[編集]- ^ a b 『バンパイン工業団地にコジェネ設備 投資額54億バーツ』ニュースクリップ紙、2011年8月21日
- ^ 『アユタヤ洪水、日系企業対応に追われる[経済]』 NNA.ASIA 2011年10月8日
- ^ 『タイ洪水、バンパイン工業団地も浸水』ニュースクリップ紙 2011年10月14日
- ^ 『バンパイン工業団地で復旧作業』バンコク週報 2011年11月22日