パトリア (七尾市)
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| パトリア PATRIA | |
|---|---|
 ドン・キホーテ入居後（2022年） | |
| 地図 | |
  | |
| 店舗概要 | |
| 所在地 |
〒926-0811 石川県七尾市御祓町1番地[1] |
| 座標 | 北緯37度2分36.4秒 東経136度57分48.1秒 / 北緯37.043444度 東経136.963361度座標: 北緯37度2分36.4秒 東経136度57分48.1秒 / 北緯37.043444度 東経136.963361度 |
| 開業日 | 1995年（平成7年）4月29日[2] |
| 正式名称 | パトリア |
| 施設所有者 | 七尾市 |
| 施設管理者 | 株式会社創生ななお[3] |
| 敷地面積 | 8,058.82 m² |
| 延床面積 | 39,435.28 m² |
| 商業施設面積 | 678,761 m² |
| 中核店舗 | ニトリ |
| 駐車台数 | 528台 |
| 駐輪台数 | 224台 |
| 前身 | ユニー七尾店など |
| 商圏人口 | 約8万人 (七尾鹿島商圏) |
| 最寄駅 | 七尾駅 |
| 最寄IC | 七尾城山IC |
| 外部リンク | https://patria.co.jp/ |
パトリア（英語: PATRIA）は、石川県七尾市御祓町にある複合商業施設。
概要
[編集]1995年（平成7年）4月29日[2]、都市再開発法に基づき、七尾駅前市街地再開発事業として旧ユニー七尾店などの跡地に開店した[1]（建物竣工は前日の4月28日[4]）。石川県道132号七尾港線を挟んで隣接する商業施設「ミナ.クル」とともに七尾駅周辺地区の中核施設である。株式会社創生ななおが指定管理者として施設を運営している[3]。施設名の「パトリア」は「故郷」を意味するイタリア語である。
3階には七尾市役所健康福祉部と社会福祉協議会が、4階と5階には生涯学習施設の「フォーラム七尾」を併設している。
従来は特定のタクシー乗り場がなく、往来の多い通沿いにタクシーが停車して乗降していたが危険だったため、同館1階の屋内駐輪場の一画を改装して2台分のタクシー乗り場を設置して2011年（平成23年）2月24日から利用を開始している[5]。
歴史
[編集]ユニー時代
[編集]開業当初の核テナントは、総合GMS企業であるユニーが運営するユニー（ピアゴ）七尾店[注釈 1][1]と、副核テナントとして、大和のギフトショップ[6]であるパトリア大和、その他専門店街で構成されていた。パトリア大和は売場面積は約1,210m2[1]。ユニー七尾店は開業時、能登地方最大の食料品売場を持つ店舗であった。七尾市や地元企業や地権者が出資した「七尾都市開発株式会社」が施設を所有・運営を行っていた。
2015年（平成27年）10月、ユニーは七尾都市開発に2017年（平成29年）4月以降の契約更新をしないことを通知し、同社の2016年（平成28年）5月の取締役会を経て、2017年2月12日での閉店が正式に決まった[7][8]。
カジマート時代
[編集]ユニー撤退後の食料品売場の核テナントに株式会社鍜治商店（石川県河北郡津幡町）が展開する「カジマート」の出店が決まり[8][9]、2017年（平成29年）4月29日にカジマート七尾パトリア店としてオープンした。
運営会社の破産
[編集]カジマートが出店したものの、七尾市を含む能登地方の人口減少や能登有料道路の無料化に伴い競合店との競争が激化したことにより、来客数の減少に歯止めがかからなかった[10]。また、ユニー撤退によって賃料収入が減少し、七尾都市開発の債務返済が滞ってきた[7]。
2019年（平成31年）になると、金融機関の追加融資も困難となり、七尾市も債務への公費投入を明確に否定した。このような状況を受けて負債約18億円の返済の見込みがまったくなくなったことから、2月15日の取締役会で破産手続申請を決定し承認した。
同社の従業員は同日付で解雇[7]、同年2月26日に金沢地方裁判所七尾支部へ破産を申請[7]、3月3日に営業を終了すると発表した[10][11]。
しかし、退去期限が3月15日に設定されたことにより各テナントから「急すぎる」と反発、これを受け営業終了日をゴールデンウィーク最終日の5月6日に延期することになった[11][12]。
再生へ
[編集]債務については破産処理で対応する一方、再生の障害となっていた複雑な権利関係については、2019年（令和元年）12月にパトリアの土地建物を七尾市が約4,000万円で取得したことで整理された[13]。
取得とあわせて「のと蘭ノ国」を運営する株式会社七尾フラワーパークが指定管理者に決定し、社名を株式会社創生ななおに改称[13]、商業スペースは2020年度中にリニューアルすることを七尾市は方針として示した[14][15]。
2020年（令和2年）9月5日に、1階のほぼ全フロアに、能登地方初出店となるドン・キホーテを2021年春に開業させることを目指して七尾市と最終協議に入ったことを明かし[16][17]、その後同年7月30日にオープンすることを発表[18]。同日、ドン・キホーテ七尾店がオープンした[19]。
2022年（令和4年）1月28日に、2階の全フロアに、能登地区では中能登町のアル・プラザ鹿島店に続く2店舗目となるニトリがオープンした。
施設構造
[編集]鉄骨鉄筋コンクリート造の地上7階地下1階建て[1]。ミナ．クルとは連絡通路「あい・あいばし」で連結されている。
| パトリア | 連絡通路 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7階 | 駐車場 | |||||
| 6階 | 駐車場 | |||||
| 5階 | 駐車場 | フォーラム七尾 | 株式会社創生ななお | |||
| 4階 | 駐車場 | フォーラム七尾 | ||||
| 3階 | 七尾市役所健康福祉部 | 七尾市社会福祉協議会 | 専門店 | あい・あいばし | ||
| 2階 | ニトリ | |||||
| 1階 | ドン・キホーテ | 専門店 | 駐輪場 | |||
専門店
[編集]- 利用時間
- 8:30 - 21:00
- （ドン・キホーテ七尾店は9:00 - 24:00[18]、ニトリは9:00 - 22:00
- 1F
- ミスタードーナツ七尾店
- 金子花商園パトリア店
- 中山薬局パトリア店
- ドン・キホーテ[18]七尾店
- 里山里海キッチン（ABCクッキングスタジオが監修）[20]
- 2F
- ニトリパトリア七尾店
七尾市役所・社会福祉協議会
[編集]- 利用時間
- 8:30 - 17:15
- 3F
- 七尾市役所健康福祉部
- 福祉課
- 子育て支援課
- 高齢者支援課
- 保険課健康推進課
- 七尾市社会福祉協議会
- 5F
- 七尾市役所総務部
- 企画財政課パトリア再生室
フォーラム七尾
[編集]- 利用時間
- 10:00 - 20:30
- 4-5F
- 多目的ホール（【大・中】全ホール）
- フィットネスルーム（シャワー・ロッカールーム）
- 健康サロン
- 会議室（2部屋）
- 和室（2部屋）
- 生活実習室
- 応接室
駐車場
[編集]- 利用時間
- 7:30 - 21:30
- 4-7F
- 528台
駐輪場
[編集]- 利用時間
- 7:30 - 21:30
- 1F（一部屋外）
- 224台
周辺施設
[編集]- 七尾駅
- 七尾市役所
- 七尾郵便局
- ミナ.クル
- 石川県立七尾高等学校・石川県立七尾城北高等学校
- 七尾銀座通商店街・リボン通り商店街
交通アクセス
[編集]- 鉄道
- バス
- 自動車
ギャラリー
[編集]- パトリア建物外壁の変遷
-
ユニー入居時代（2007年撮影） -
ピアゴに改名（2011年撮影） -
ピアゴ撤退後（2019年撮影）
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2009年（平成21年）2月21日にユニーからピアゴに改称された。
出典
[編集]- ^ a b c d e “ユニー、能登最大の食品売場「七尾店」”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1995年4月28日)[要ページ番号]
- ^ a b 『石川県年表 平成篇 壱』石川県教育委員会、2005年3月1日、443頁。
- ^ a b 七尾フラワーパークに パトリアの指定管理者 社名を変更「創生ななお」. 北國新聞(2019年12月28日)[要ページ番号]
- ^ 『ふるさと石川歴史館』（2002年6月10日、北國新聞社発行）543頁。
- ^ “お年寄りらの安全追求 七尾のパトリアにタクシー乗り場”. 北陸中日新聞 (中日新聞社). (2011年2月25日)[要ページ番号]
- ^ “新潟3店、小松店を閉鎖 大和が経営再生計画”. 北國新聞 (北國新聞社). (2009年10月15日)[要ページ番号]
- ^ a b c d “2019年（平成31年）2月度こうして倒産した・・・”. 東京商工リサーチ. 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b “ユニー・ピアゴ七尾店、2016年度末までに撤退へ－パトリア七尾の核店舗”. 都市商業研究所 (2015年12月5日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ “スーパーはカジマート 七尾駅前のパトリア、能登地区で初出店”. 北國新聞 (2016年11月16日). 2017年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ a b “七尾駅前の商業施設「パトリア」、3月3日に閉店”. 日本経済新聞. (2019年2月19日) 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b “駅前の商業施設が閉鎖も店舗は営業 ナゼ?”. 日テレNEWS24. (2019年3月6日) 2019年7月20日閲覧。
- ^ “七尾駅前「パトリア」が突然破産 テナント反発、住民困惑”. 毎日新聞. (2019年4月23日) 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b 大規模回収へ追加補正 パトリア取得を可決.北國新聞.(2019年12月3日)[要ページ番号]
- ^ “パトリア出店者は7月にも固める”. NHK金沢放送局 (2020年6月15日). 2020年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “パトリア テナント誘致遅れ コロナ影響「全館オープン年度内に」”. 北陸中日新聞Web. (2020年6月16日). オリジナルの2020年11月30日時点におけるアーカイブ。 2021年8月25日閲覧。
- ^ 『富山新聞』2020年9月6日付26面『七尾駅前にドンキ 能登初、来春開店へ』より。
- ^ “【石川】ドンキ出店6月以降 パトリア 七尾市と大筋合意”. 北陸中日新聞Web. (2021年2月4日). オリジナルの2021年2月4日時点におけるアーカイブ。 2021年8月25日閲覧。
- ^ a b c 『商業施設『パトリア』に2021年7月30日『ドン・キホーテ七尾店』オープン!』（PDF）（プレスリリース）パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス・ドン・キホーテ、2021年7月9日。2021年8月25日閲覧。
- ^ “「七尾駅前の顔」にぎわい再び パトリアでドンキ開業 買い物客続々、50人が列”. 北國新聞. (2021年7月30日). オリジナルの2021年7月30日時点におけるアーカイブ。 2021年8月25日閲覧。
- ^ “里山里海キッチンでオープニング式典 七尾・パトリア 能登の食を発信”. 北國新聞. (2021年7月29日) 2021年8月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- PATRIA - 創生ななお
- 七尾店の店舗情報・WEBチラシ - ドン・キホーテ
DaIWa 大和グループ | ||
|---|---|---|
| 現在の店舗 |  | |
| 過去に存在した店舗 | 片町店（旧本店） - 武蔵店 - 小松店 - 高岡店 - 福井店 - 新潟店 - 長岡店 - 上越店 - 清津店 - パトリア大和（七尾） | |
| ギフトショップ | 小松 | |
| サテライトショップ | ||
| グループ企業 | 金沢ニューグランドホテル - レストランダイワ - 大和印刷社 - 勁草書房 - 大和カーネーションサークル - 大和服飾研究所 - プロパティマネジメント片町 - ディー・アンド・シー | |
| 関連項目 | ||