パヴェル・チェコフ
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(パベル・チェコフから転送)
パヴェル・アンドレイェヴィッチ・チェコフ(露: Павел Андреевич Чеков[1])は、アメリカのサイエンス・フィクション作品『スタートレック』シリーズ、主にテレビドラマ『宇宙大作戦』の登場人物である。宇宙パトロール船USSエンタープライズ号操縦士(ナビゲーター)。より正しくは「チェーホフ」で、「チェコフ」は英語読み。
プロフィール
[編集]2245年、地球のロシア生まれの人間男性。宇宙艦隊士官。当時の階級は少尉。認識番号656´5827B(『スタートレックIV 故郷への長い道』より)。なお、『スタートレック:ピカード』では、息子アントン・チェコフが惑星連邦の大統領となっている。
キャラクター
[編集]「シンデレラはロシアの物語」「クアドロトリティケール(作中の新種の麦)はロシアの発明」など、何でもロシア起源だと主張する。
レギュラーの登場人物の中で最も若い。また、失敗が多くやられ役となることも多い。瀕死の目にあうことも多く、「危機一髪! OK牧場の決闘」にいたっては射殺までされた。陽気で女好きな性格。
歴代シリーズでの活躍
[編集]- 宇宙大作戦
- 第2シーズンから登場。『宇宙大作戦』開始後、ソビエト連邦(ソ連)の新聞『プラウダ』に「国際的なエンタープライズ乗組員の中にソ連人がいないのはおかしい」という記事が載り、それを読んだジーン・ロッデンベリーがテコ入れもかねて新しい登場人物の投入を決めた。
- まんが宇宙大作戦
- 日程の都合で登場しなかったが(『宇宙大作戦』終了後全米中に散らばっていた役者たちが、アニメの声のためだけに、あちこちで声の収録の日程を組んでいた)、まんが宇宙大作戦のエピソード「惑星ファイロスの巨人」はケーニッグの脚本作品である。
- 劇場版
演じた俳優と声優
[編集]俳優
[編集]- ウォルター・ケーニッグ[2]
- 『宇宙大作戦』~映画第7作
- 吹き替えでは再現されていないが、ひどいロシア訛りを話す。ロシア訛りが話せることが、ケーニッグのオーディション合格理由の1つだった。ただし、実際はシカゴ生まれのリトアニア系2世である。
- アントン・イェルチン
- 映画11作~第13作
- 映画第13作公開直前の2016年6月19日に、自宅での自動車事故により死亡し、同作までの出演となった。
日本語版吹き替え
[編集]→「スタートレック § 日本語版の吹き替え」も参照
- 井上弦太郎
- 『宇宙大作戦』
- 井上はチェコフが出演していないシーズン1でも、後にチェコフが座る右舷席の士官など、脇役を何度も演じている。
- 古川登志夫
- 映画第1作(テレビ朝日版)
- 曽我部和恭
- 映画第2作~第3作(日本テレビ版)
- 金尾哲夫
- 映画第4作(フジテレビ版)
- 西村知道
- 映画第5作(機内上映版)
- 辻親八
- 映画第6作~第7作(VHS版)
- 遊佐浩二
- 『ディープ・スペース・ナイン』
- 樫井笙人
- 『宇宙大作戦』(追加収録)、映画第2作~第7作(新録版)、
『スタートレック:ピカード』(息子のアントン・チェコフとして)
- 佐久田修
- 映画第1作(新録版)
- 粟野志門
- 映画第11作~第13作
脚注
[編集]- ^ ラテン翻字:Pavel Andreievich Chekov
- ^ 『スタートレック:ピカード』では息子のアントン・チェコフの声で出演した。