パラスクス科
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パラスクス科 | ||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||
後期三畳紀 | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Parasuchidae Lydekker, 1885 | ||||||||||||||||||||||||
下位分類群 | ||||||||||||||||||||||||
パラスクス科(パラスクスか、学名:Parasuchidae)は、ディアンドンゴスクスよりも派生的な植竜類の系統群。ほぼ全ての植竜類を包含しており、パラスクスと同程度の初期の段階の属から、より特殊化を遂げた限られた系統群まで含まれる。この限られた系統群とは、かつてのフィトサウルス科(現在のミストリオスクス亜科)を指す。
パラスクス科の爬虫類は後期三畳紀の堆積層から発見されており、産出地はヨーロッパ、北アメリカ、インド、モロッコ、タイ王国、ブラジル、グリーンランド[1]、マダガスカルがある。パラスクスの骨学的研究に際し、Kammerer et al. (2016) は従来フィトサウルス科に含まれていた分類群だけでなくパラスクスと同等の段階群もパラスクス科に含むものとして、パラスクス科という語を用いている[2]。Stocker et al. (2017) はKammerer et al. (2016) の提唱した分類を用い、パラスクス科に属さない最も基盤的な植竜類としてディアンドンゴスクスを扱っている。本属はパラスクス科の属と比較して吻部が短いことが指摘されている[3]。
以下のクラドグラムは Kammerer et al. (2016) に従い、パラスクス科内の類縁関係を示す[2]。
パラスクス科 |
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出典
[編集]- ^ Mateus, O., Clemmensen L., Klein N., Wings O., Frobøse N., Milàn J., Adolfssen J., & Estrup E. (2014). The Late Triassic of Jameson Land revisited: new vertebrate findings and the first phytosaur from Greenland. Journal of Vertebrate Paleontology. Program and Abstracts, 2014, 182.
- ^ a b Kammerer, C. F., Butler, R. J., Bandyopadhyay, S., Stocker, M. R. (2016), Relationships of the Indian phytosaur Parasuchus hislopi Lydekker, 1885. Papers in Palaeontology, 2: 1–23. doi: 10.1002/spp2.1022
- ^ Michelle R. Stocker; Li-Jun Zhao; Sterling J. Nesbitt; Xiao-Chun Wu; Chun Li (2017). "A Short-Snouted, Middle Triassic Phytosaur and its Implications for the Morphological Evolution and Biogeography of Phytosauria". Scientific Reports. 7: Article number 46028. doi:10.1038/srep46028.