パリ工芸博物館
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パリ工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)とは、フランス国立工芸院(CNAM)付属の博物館。
概要
[編集]アンリ・グレゴワール (Henri Grégoire) の発案で1794年に国民公会 (Convention nationale) によって創設。国立工芸院 (CNAM) の科学の遺産、発明の保管場所として、サン=マルタン=デ=シャン教会(l'abbaye St-Martin-des-Champs)の小修道院の建物を使い博物館としたもの。
Musée National des Techniques(ミュゼ・ナシオナル・デ・テクニーク:国立技術博物館)という名称で運営されていたが、1990年から2000年にかけて大改装され、2000年からは"Musée des Arts et Métiers"(ミュゼ・デ・アール・エ・メティエ、パリ工芸博物館)として再公開されている。博物館前に降りられる地下鉄駅(アール・エ・メティエ駅)がある。
器具、物質、建築、通信、エネルギー、機械、輸送の7つの分野にスペースを分けて展示している。常設展示は6000平方メートルのスペースが割かれ、展示点数は8万以上、設計図が1万5千。 毎年20万人が訪れ、うち児童生徒が4万人。
フーコーの振り子が保管されていたが、現在はパンテオンに移っている。
日本語表記としては「パリ工芸博物館」以外に、「技術博物館」「工芸技術史博物館」「工芸技術博物館」「工芸院博物館」などの表記がある。