パンプーシュカ
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パンプーシュカ(ウクライナ語:пампушка[1];意訳「小パン」)は、ウクライナの伝統料理の一つで、丸いふかふかの小さな揚げパンである。
概要
[編集]パンプーシュカは酵母を加えた小麦粉・蕎麦粉・ライ麦粉・半小麦半蕎麦粉などによってつくられる。伝統的なパンプーシュカに具はないが、時には甘い果物(苺・桜桃・リンゴ)や芥子の実などが中身として使用されることがある。伝統的なパンプーシュカはニンニクの汁をかけてボルシチやスープの副食として食されるが[2]、一方、甘いパンプーシュカは食後のデザートとして食べられる。なお、甘いパンプーシュカはドイツのベルリーナーとポーランドのポンチキと類似している。
2008年以後、毎年ウクライナのリヴィウではパンプーシュカ祭が行われる[3]。
脚注
[編集]- ^ 単数:パンプーシュカ(ウクライナ語:пампушка)、複数:パンプーシュクィ(ウクライナ語:пампушки)。
単数:パンプーハ(ウクライナ語:пампуха)、複数:パンプーヒ(ウクライナ語:пампухи)とも呼ばれる。 - ^ 沼野恭子 (2022年5月19日). “ボルシチはどこの国の料理なのか〜食文化から考えるロシアとウクライナ”. 情報・知識&オピニオン imidas. 凸版印刷. p. 3. 2024年3月22日閲覧。
- ^ パンプーシュカ祭の公式サイト
参考文献
[編集]- Клиновецька З. Страви й напитки на Україні — Київ — Львів 1913 р.—С.52,185