パースペクティヴ〜永遠の情景〜
『パースペクティヴ〜永遠の情景〜』 | ||||
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ジェイソン・ベッカー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ネオクラシカルメタル、インストゥルメンタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
ジェイソン・ベッカー・ミュージック ワーナー・ブラザース・レコード(リイシュー) | |||
プロデュース | ジェイソン・ベッカー、ダニー・アルヴァレス、マイク・ビーミスダーファー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジェイソン・ベッカー アルバム 年表 | ||||
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『パースペクティヴ〜永遠の情景〜』(原題:Perspective)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジェイソン・ベッカーが1995年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]ベッカーは筋萎縮性側索硬化症を患って徐々にギターを弾けなくなり、本作に収録された9曲のうち、ベッカー自身がギターを弾いたのは「プライマル」、「レイン」、「ブルー」、「エンパイア」、それにボブ・ディランのカヴァー「ミート・ミー・イン・ザ・モーニング」の5曲だけである[1]。「ミート・ミー・イン・ザ・モーニング」は、ベッカーが在籍していたデイヴィッド・リー・ロス・バンドのメンバーによる録音で、元々は『Guitar for the Practicing Musician』誌の編纂したコンピレーション・アルバムに提供されていた[2]。「プライマル」のギター・パートは1992年前期に録音され、録音の残されている限りでは、ベッカー最後のギター演奏となった[3]。
元々は自主製作盤としてリリースされたが、日本では1995年9月5日にアポロン・インターナショナルより一般流通盤(APCY-8128)として発売された[4]。また、2001年にはエドワード・ヴァン・ヘイレンの口添えにより、ワーナー・ブラザース・レコードからアメリカ発売された[5]。
William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「通常のヘヴィメタル・パフォーマンスを生み出せなくなったベッカーは、幅広い音楽的影響を取り込んで、より多様な音楽的パレットに取り掛かった」「たとえ体が不自由になっても、ベッカーの音楽的想像力は自由なままである」と評している[6]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジェイソン・ベッカー作曲。
- プライマル "Primal" – 7:04
- レイン "Rain" – 3:13
- エンド・オヴ・ザ・ビギニング "End of the Beginning" – 11:47
- ハイアー "Higher" – 5:28
- ブルー "Blue" – 4:46
- ライフ・アンド・デス "Life and Death" – 9:11
- エンパイア "Empire" – 5:15
- セラーナ "Serrana" – 8:39
- ミート・ミー・イン・ザ・モーニング "Meet Me in the Morning" (Bob Dylan) – 5:24
参加ミュージシャン
[編集]- ジェイソン・ベッカー - ギター(on #1, #2, #5, #7, #9)、キーボード(on #1, #6, #8)
- スティーヴ・ペリー - ボーカル(on #1)、パーカッション(on #1)
- ラズ・ケネディ - ボーカル(on #1)
- ブレット・タグル - ボーカル(on #9)
- ロン・ベッカー - アコースティック・ギター(on #1)
- スティーヴ・ハンター - レインスティック(on #1)、ギター(on #3, #9)
- マイケル・リー・ファーキンス - ギター(on #3)
- ゲイリー・ベッカー - クラシック・ギター(on #8)
- ダニー・アルヴァレス - キーボード(on #1, #2, #3, #4, #6, #7)、ピアノ(on #3)、シンクラヴィア(on #3, #6, #8)、オルガン(on #5)、パーカッション(on #7)
- マット・ビソネット - フレットレスベース(on #1, #5, #9)
- エーレン・ベッカー - アコースティック・ベース(on #7)
- グレッグ・ビソネット - ドラムス(on #1, #7, #9)
- リック・ウォーカー - パーカッション(on #1, #5)
- スティーヴ・ローゼンタール - シンバル(on #3, #6)、スネアドラム(on #7)
- ダーレン・ドライヴァー - ブラシ(on #5)
- Gary Schwantes - バンブー・フルート(on #1)
- マイク・ビーミスダーファー - フルート(on #3, #6, #7)、ウィンド・コントローラー(on #7)
- David Stuligross - トロンボーン(on #6)
- ローリー・サン・マーティン - バスクラリネット(on #6)
- Cathy Ellis, Mihoko Ito, Anisha Thomas, Caren Anderson - ソプラノ・ボーカル(on #4)
- Natasha Hoehn, Michelle Clair, Jennie Bemesderfer, Irma De Los Santos - アルト・ボーカル(on #4)
- ジョーイ・ブレイク - ボーカル・アルペッジョ(on #4)
- メラニー・ラス - ボーカル・ソロ(on #4)
脚注・出典
[編集]- ^ Hudson, Scott. “Jason Becker: Perspective”. PopMatters.com. 2017年1月3日閲覧。
- ^ Appleford, Steve (1991年6月14日). “'Real Good Time' Concert to Aid Ailing Guitarist”. Los Angeles Times. 2017年1月3日閲覧。
- ^ 『ザ・ラズベリー・ジャムズ』CD英文ブックレット
- ^ “ジェイソン・ベッカー/パースペクティヴ〜永遠の情景(廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2017年1月3日閲覧。
- ^ DeRiso, Nick (2014年9月28日). “Eddie Van Halen Quietly Responds to Jason Becker's ALS Challenge”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2017年1月3日閲覧。
- ^ Ruhlmann, William. “Perspective - Jason Becker”. AllMusic. 2017年1月3日閲覧。