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ファーバーカステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファーバーカステル
Faber-Castell Aktiengesellschaft
種類 AG
本社所在地 ドイツの旗 ドイツ
バイエルン州
ミッテルフランケン
設立 1761年
業種 その他製品
事業内容 筆記具の製造・販売
従業員数 6,500人(2006年)
外部リンク www.faber-castell.com
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色鉛筆
ゲロルツグリュンにあるファーバーカステルの工場

ファーバーカステル (Faber-Castell) はドイツ筆記具ブランド。特に、色鉛筆においては世界屈指のブランドで知られる。ファーバー=カステル家の経営下にある。

歴史

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1761年ニュルンベルク近郊の町Steinでカスパー・ファーバードイツ語版(Kaspar Faber)が鉛筆の製造を行った事に始まる。

1851年、後継者ローター・フォン・ファーバードイツ語版(Lothar von Faber)が鉛筆の長さ・太さ・硬度の基準を作成。(いわゆる六角形デザインの鉛筆)この基準は150年以上経った今でも世界中で使われている。

事業の成功で1881年バイエルン王国から男爵の爵位を授与される。ローターの跡を継いだ長男ウィルヘルムと孫息子たちが早世し、孫娘のオッテリーが後継者となった。オッテリーは1898年アレグザンダー・ツー・カステル=リューデンハウゼン伯爵と結婚し、アレグザンダーが当主となる。ローターがファーバーの名を残すことを遺言していたため、家名をファーバーカステル伯爵家と改め、社名も変更された。ただし二人は1916年に離婚し、それぞれ再婚したが、アレグザンダーは社の経営を続けた。その死後に経営権と爵位を継いだのは二人の息子のローラントである。現在もファーバーカステル伯爵家が経営を続けている。

1905年にはアレグザンダーがカステル9000番(CASTELL 9000)を発売。このカステル9000番は、世界的に有名な鉛筆の一つである。

現在では世界に18のセールスオフィスと15の工場を持ち、従業員5500人が働く国際規模の企業になっている。また、木軸ペンシルは年間18億本以上生産されている。

日本国内ではシヤチハタ[1][注 1]、バニーコルアート社、DKSHジャパンが取扱代理店となっており、直営店(ファーバーカステル 東京ミッドタウン)やオンラインショップはDKSHジャパンが運営している。

画像

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脚注

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注釈

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  1. ^ シヤチハタは他の代理店に先駆け、色鉛筆や鉛筆削りほかファーバーカステルの主力製品を取り扱ってきた。ファーバーカステルの公式オンラインショップが公開された頃より、シヤチハタの総合カタログからファーバーカステル製品が削除されているが、解説ページは2024年現在もシヤチハタ公式サイト内に存在しており、関連製品の販売も継続されている。

出典

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  1. ^ ファーバーカステル”. シヤチハタ公式サイト. 2024年7月5日閲覧。

外部リンク

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