パーラメント (バンド)
パーラメント Parliament | |
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ジャンル | ファンク、サイケデリック・ソウル、ファンク・ロック |
活動期間 | 1967年 – 1970年、1974年 – 1980年、2018年 |
レーベル |
インヴィクタス・レコード カサブランカ・レコード |
旧メンバー |
ジョージ・クリントン レイ・デイヴィス ファジー・ハスキンズ カルヴァン・サイモン グラディ・トーマス ビリー・ネルソン エディ・ヘイゼル タウル・ロス ティキ・フルウッド ミッキー・アトキンズ バーニー・ウォーレル ブーツィー・コリンズ コーデル・モースン ロドニー・スキート・カーティス ゲイリー・シャイダー プラカシュ・ジョン タイロン・ランプキン グレン・ゴインズ マイケル・ハンプトン デビー・ライト ゲイリー・マッドボーン・クーパー ジェローム・ブレイリー フレッド・ウェズリー メイシオ・パーカー マイケル・ブレッカー ランディ・ブレッカー リック・ガードナー ルノー・レニー・ジョーンズ ジャネット・ワシントン マリア・フランクリン ドーン・シルヴァ リン・マブリー ロン・フォード シャーリー・ヘイデン グレッグ・トーマス ラリー・ヘクストール ジュニー・モリソン ロバート・Pナット・ジョンソン ルース・コープランド |
パーラメント (Parliament) は、1955年に14歳のジョージ・クリントンが結成したドゥーワップグループ、「ザ・パーラメンツ」を母体としたアメリカ合衆国のファンクバンドである。
キャリア
[編集]前身のザ・パーラメンツは、1967年に「(アイ・ウォナ)テスティファイ」がソウル3位、ポップでも20位のヒットとなるが[1]、1968年にレヴィロット・レコードとの契約上の問題からザ・パーラメンツの名前を使えなくなり、バック・バンドと共にファンカデリック名義での活動を始める[2]。そして、グループ名の使用権の問題が解決してからは「パーラメント」としても活動するようになった[2]。このパーラメントとファンカデリックの作る音楽をPファンクと呼ぶ。
1970年にインヴィクタス・レコードと契約し1枚のアルバム『オズミウム』を発表した後、1974年から1980年にカサブランカ・レコードに9枚のアルバムを残した。パーラメントとしては「ギヴ・アップ・ザ・ファンク」(1976)「フラッシュ・ライト」(1977)などのヒット曲がある。
主なメンバーはジョージ・クリントン、ブーツィー・コリンズ、バーニー・ウォーレルらで、ファンカデリックのメンバーとはかなりの部分が重複するが、パーラメントではバーニー・ウォーレルによるピアノ、キーボードを大きくフィーチャーし、宇宙観の表現を重視する。
1980年代初頭、クリントンはパーラメント及びファンカデリック名義での活動を停止し、1982年にはソロ・デビューを果たすが、その後も「Pファンク・オール・スターズ」として、両バンドの元メンバーとの活動を続ける[2]。
1997年、パーラメントとファンカデリックはロックの殿堂入りを果たし、プリンスがプレゼンターを務めた[3]。また、両バンドは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第58位に選ばれている[4]。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『オズミウム』 - Osmium (1970年、Invictus)
- 『アップ・フォー・ザ・ダウン・ストローク』 - Up for the Down Stroke (1974年、Casablanca)
- 『チョコレート・シティ』 - Chocolate City (1975年、Casablanca)
- 『マザーシップ・コネクション』 - Mothership Connection (1975年、Casablanca)
- 『ザ・クローンズ・オブ・ドクター・ファンケンシュタイン』 - The Clones Of Dr. Funkenstein (1976年、Casablanca)
- 『ファンケンテレキーVS.プレイスボ・シンドローム』 - Funkentelechy vs. the Placebo Syndrome (1977年、Casablanca)
- 『モーター・ブーティー・アフェア』 - Motor Booty Affair (1978年、Casablanca)
- 『グローリィホーラストゥピッド』 - Gloryhallastoopid (1979年、Casablanca)
- 『トロンビピュレイション』 - Trombipulation (1980年、Casablanca)
- 『メディケイド・フロード・ドッグ』 - Medicaid Fraud Dogg (2018年、C Kunspyruhzy Records)
ライブ・アルバム
[編集]- 『ライヴ!! Pファンク・アース・ツアー』 - Live: P-Funk Earth Tour (1977年、Casablanca)
- Live, 1976-1993 (1996年、Sequel)
参考文献
[編集]- 『ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝』発売日:2016年7月15日 出版社:DU BOOKS 著者:ジョージ・クリントン、ベン・グリーンマン 訳:押野素子 ISBN 978-4-907583-50-7
脚注
[編集]- ^ Greenberg, Adam. “The Parliaments - Biography & History”. AllMusic. 2018年9月10日閲覧。
- ^ a b c Bush, John. “Parliament - Biography & History”. AllMusic. 2018年9月10日閲覧。
- ^ “Jackson 5, Bee Gees, P. Funk Get Their Due At Rock Hall Of Fame”. MTV (1997年5月7日). 2018年9月10日閲覧。
- ^ “100 Greatest Artists”. Rolling Stone. 2018年9月10日閲覧。