コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヒカシュー (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヒカシュー』
ヒカシュースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル テクノポップ
時間
レーベル イーストワールド/東芝EMI
プロデュース 近田春夫
ヒカシュー アルバム 年表
-ヒカシュー
1980年

1980年
『ヒカシュー』収録のシングル
  1. 20世紀の終りに
    リリース: 1979年12月21日
  2. 白いハイウェイ
    リリース: 1980年
  3. モデル
    リリース: 1982年5月1日
ミュージックビデオ
「モデル」 - YouTube
「プヨプヨ」 - YouTube
「白いハイウェイ」 - YouTube
テンプレートを表示

ヒカシュー』(ひかしゅー)は、ヒカシューの1枚目のオリジナル・アルバム1980年2月5日イーストワールド/東芝EMIより発売。

ジャケットは、一発撮りの俯瞰写真である。

概要

[編集]
  • ヒカシューのデビュー・アルバム。
  • 1988年12月24日は、2ndアルバム『』との2枚組仕様の『ヒカシュー+夏』で初CD化された。
  • 1990年10月10日に初めて単独でCD化された際には、「ドロドロ」と「白いハイウェイ」の2曲を追加した「ヒカシュー+2」として発売された。

楽曲解説

[編集]

特記事項なき限り、本節の出典は『ヒカシュー+2』のライナー・ノーツ[1]

レトリックス&ロジックス
歌詞は、巻上の愛読書であるポール・グッドマン英語版の「ことば・そして文学」から着想を得たという。
モデル
クラフトワークのカバー。アルバム発売の2年後となる1982年シングルカットされている[注 1]ほか、クラフトワークのトリビュート・アルバムの『ミュージック・ノン・ストップ ~トリビュート・トゥ・クラフトワーク』には再録音源が収録されている。
ルージング・マイ・フューチャー
当時のライブでは、ブライアン・イーノのカバーとして演奏されていた「ベイビーズ・オン・ファイヤー」とメドレーで披露されていた。
テイスト・オブ・ルナ
ライブでは、歌詞中の「君のモモ」を「君の足」と変えて歌っていた。
20世紀の終りに
1979年に発売されたデビューシングルの表題曲。米沢玩具「サイコム」CMソング。
プヨプヨ
作曲の山下は、この曲を10分で制作したという。後にセカンドシングル「白いハイウェイ」のB面に収録される。
炎天下
歌詞が存在する曲であるが、どの媒体で発売時にも歌詞カードに歌詞が掲載されたことはなく、非公表となっている。海琳正道は、元々自身のブルースバンドでやろうとしたが、「かっこ悪い」と思ったため、使わなかった[2]
何故かバーニング
歌詞中にジークムント・フロイトエーリヒ・フロムの2人の心理学者の名前が登場する。
雨のミュージアム
歌詞中に登場するエゴン・シーレは、巻上が最も敬愛する画家である。
幼虫の危機
1978年に企画された演劇のために書き下ろされた曲。

ヒカシュー+2の収録曲

[編集]
ドロドロ
作詞:巻上公一 作曲:井上誠
「20世紀の終りに」のB面に収録された楽曲。
白いハイウェイ
作詞:巻上公一 作曲:作詞:巻上公一、海琳正道
2ndシングルの表題曲でアルバム未収録のシングルオンリー曲。『クラリオン』CMソング。イントロで、エンニオ・モリコーネの「続・夕陽のガンマン」のフレーズが引用されている。

収録曲

[編集]
  • 全編曲:ヒカシュー
#タイトル作詞作曲時間
1.レトリックス&ロジックス巻上公一巻上公一
2.モデル巻上公一クラフトワーク
3.ルージング・マイ・フューチャー海琳正道巻上公一
4.テイスト・オブ・ルナ巻上公一戸辺哲
5.20世紀の終りに巻上公一巻上公一
6.プヨプヨ巻上公一山下康
7.ラヴ・トリートメント巻上公一巻上公一
8.炎天下巻上公一海琳正道
9.何故かバーニング巻上公一巻上公一
10.ヴィニール人形戸辺哲井上誠・巻上公一
11.雨のミュージアム巻上公一海琳正道
12.幼虫の危機巻上公一山下康

リリース履歴

[編集]
リリース日 レーベル 規格 規格品番 備考
1980年2月5日 イーストワールド/東芝EMI LP EWS-81292
1980年 CT ZR25-382
1990年10月10日 CD CT25-5571
1993年3月3日 TOCT-6979
1997年7月25日 ユニバーサルミュージック TOCT-10049
2012年4月8日 Bridge EGDS-41

参加ミュージシャン

[編集]
ヒカシュー
ゲストメンバー

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ B面には『うわさの人類』より「ONE OF US」が収録。

出典

[編集]
  1. ^ 京浜兄弟社『ヒカシュー+2』(CDライナーノーツ)ヒカシュー、東芝EMI、1990年。CT25-5571。 
  2. ^ 動画「ヒカシュー『虹から虹へ』を聞く」より。
  3. ^ https://hanabun.press/2021/04/14/makigami02/