ヒシャーム
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ヒシャーム(アラビア語: هشام, Hishām)は、アラビア語の男性名。アラブ人名ならびにアラビア語由来のイスラーム教徒名として用いられている。
意味は「寛大、気前の良さ」。元は物を砕くことに関連する語だが、イスラーム以前のアラブ社会においてパンを砕いて客に提供する行為が寛大なもてなしの一部であったことからヒシャームが「寛大、気前の良さ、気前の良いもてなしぶり」といった意味を持つに至ったとされる。[1][2]
日本語表記ではメディアや一般記事における長母音を省く慣用からヒシャムと書かれることが多い。
人物
[編集]- ヒシャーム・イブン・アブドゥルマリク - ウマイヤ朝の第10代カリフ。
- ヒシャーム1世 - 後ウマイヤ朝の第2代君主(アミール)。
- ヒシャーム2世 - 後ウマイヤ朝の第10代君主(第3代カリフ)。
- ヒシャーム3世 - 後ウマイヤ朝の第16代(最後の)君主(第9代カリフ)。
- ヒシャーム・カンディール - エジプト首相。
脚注
[編集]- ^ “المعاني : معاني الأسماء - هشام”. 2024年9月9日閲覧。
- ^ “المعاني : معاني الأسماء - هاشم”. 2024年9月9日閲覧。