ヒナザクラ
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ヒナザクラ | |||||||||||||||||||||||||||
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福島県西吾妻山 2010年6月
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Primula nipponica Yatabe[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ヒナザクラ(雛桜) |
ヒナザクラ(雛桜、学名:Primula nipponica)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。高山植物。
学名は、「日本のサクラソウ」の意味。
特徴
[編集]根茎は短く、その上に5-10個の葉を束生させる。葉は倒卵形で肉質、長さ2-4cm、幅1-1.5cmになり、先端には5-9個の大型の鋸歯がある。全体に無毛。
花期は6-7月。花茎の高さは7-15cmになり、先端に2-8個の花を散形につける。苞は線形で、花茎の先に輪生する。萼は深く5裂する。花冠は白色で径1cmになり、花喉部は黄色になり、5深裂し、裂片はさらに2浅裂する。果実は径3mmの蒴果となる。
分布と生育環境
[編集]日本特産。本州の東北地方に分布し、西吾妻山を南限、八甲田山を北限とする。多雪地の亜高山帯の湿原、雪田草原、湿った草地に生育する。鳥海山を基準標本産地とする。
ギャラリー
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福島県西吾妻山にて。
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花冠は白色、花喉部は黄色。
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葉の先端に大型の鋸歯がある。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、1981年、平凡社
- 林弥栄編『山渓カラー名鑑 日本の野草』、1983年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)