ヒメキアシドクガ
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ヒメキアシドクガ | |||||||||||||||||||||
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♀ バイカル湖 近隣(南東)産
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Ivela ochropoda (Eversmann, 1847) | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||
ヒメキアシドクガ |
ヒメキアシドクガ(姫黄脚毒蛾)はチョウ目ドクガ科の昆虫。北海道,本州(東北地方北部,関東から中部山地),朝鮮半島[2],シベリア東南部(ウスリー地方[3])[4],沿海州からバイカル湖周辺地域[5]にかけて分布する。
形態
[編集]開張[1]は雄29-31mm、雌38-40mm[3][6]。両翅とも純白で無紋[2][3]。前脚の脛節と跗節、中脚と後脚の跗節は橙黄色[3][4]。雌雄に色の違いはなく[7]、 体色と翅は黒ずむことはない[8]。触角は櫛状で白い柄と黒い櫛歯を持っており、雄の櫛歯部分は広く雌のものは細い [9]。
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♀側面 原記載添付の画像
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参考)同属別種 キアシドクガ♀の類似ポーズ
生態
[編集]年1回発生[2]。幼虫はハルニレにつく[2][4][6]。成虫は高緯度高標高地帯では7月中旬から8月上旬、低山地では6月に見られるがあまり多くない[4]。
関連項目
[編集]参照資料等
[編集]- ^ 『Eversmann』 p.76
- ^ a b c d 『日本産蛾類標準図鑑Ⅱ』 岸田泰則編(学研教育出版)2011年、143頁
- ^ a b c d 『原色日本蛾類図鑑(下) 改訂新版』 江崎悌三(他)著(保育社)1971年、27頁
- ^ a b c d 『日本産蛾類大図鑑 第1巻:解説編』 井上寛(他)著(講談社)1982年、633頁
- ^ 『ロシアの鱗翅目カタログ2019』 p.7 照合用地図, p296 ヒメキアシドクガ分布域
- ^ a b “ヒメキアシドクガ”. みんなで作る日本産蛾類図鑑. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 『Eversmann』 p.76 "femina fere duplo major mare, colore non differt."
- ^ 『Eversmann』 p.76 "Corpus et alae utrinque candida, sine ulla nigredine."
- ^ 『Eversmann』 p.76 "Antennae maris late pectinatae, alterius sexus anguste pectinatae, scapo albo, pinnulis nigris."
- Eduardus Eversmann (1847). “LEPIDOPTERA QUAEDAM NOVA ROSSIÆ ET SIBIR1Æ INDIGENA”. Bulletin de la Société impériale des naturalistes de Moscou (Moskovskoe obshchestvo liubitelei prirody) 20 (3-4): 66-83 2022年12月9日閲覧。.
- S. Yu. SINEV (2019) (PDF). CATALOGUE OF THE LEPIDOPTERA OF RUSSIA Second Edition. ZOOLOGICAL INSTITUTE OF THE RUSSIAN ACADEMY OF SCIENCES 2022年12月9日閲覧。 (注:Ver.2.2(10.06.2022発行)9.5MB (PDF) に地図は付属していない)