エリザハンミョウ
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(ヒメハンミョウから転送)
エリザハンミョウ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エリザハンミョウCicindela elisae
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Cicindela elisae Motschulsky, 1959 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エリザハンミョウ |
エリザハンミョウ(Cicindela elisae)は、コウチュウ目オサムシ科のハンミョウ属に分類される昆虫の一種。ヒメハンミョウともよばれる[1]。「エリザ」はヨシフ・ゴシケーヴィチの妻エリザヴェータへの献名である[2]。
形態・生態
[編集]成虫の体長は10mmほどで、唐草模様があるが、内陸に棲むものと海沿いに棲むものとで差異がある[3]。
幼虫は地面に掘った巣穴に潜み、近づいた昆虫を捕食する[4]。
分布
[編集]北海道、本州、四国、九州[5]、朝鮮半島、中国、シベリア、モンゴル[3]。
御蔵島など伊豆諸島産の個体にはmikuranaという亜種名が与えられている[1][6]。
個体数は減少傾向で[1]、都道府県レベルではいくつかの都県で絶滅危惧種に指定されている[7]。
鳥取砂丘産の個体は気候変動、観光客による踏みつけなどの影響で絶滅の危機に瀕している[8]ため、人が立ち入らないように生息地がロープで囲まれている[4][9]。
脚注
[編集]- ^ a b c “ハンミョウ科”. 動植物分布調査報告書. 環境省 (1993年). 2023年2月5日閲覧。
- ^ “エリザハンミョウ”. 朝日新聞. (2019年5月9日)
- ^ a b 酒井雅博. “エリザハンミョウ”. 愛媛県レッドデータブック2014. 愛媛県. 2023年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
- ^ a b “エリザハンミョウの保護について”. 鳥取砂丘未来会議. 2022年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
- ^ “エリザハンミョウ(ヒメハンミョウ)”. とうおう写真館・あおもり昆虫記. 東奥日報. 2023年2月5日閲覧。
- ^ “エリザハンミョウ”. 島の生きもの. 八丈植物公園・八丈ビジターセンター. 2023年2月5日閲覧。
- ^ “エリザハンミョウ”. 日本のレッドデータ検索システム. 野生生物調査協会・Envision環境保全事務所. 2023年2月5日閲覧。
- ^ 横山翼 (2018年8月31日). “鳥取)エリザハンミョウ減少続く 生息地の保護、継続へ”. 朝日新聞 2023年2月5日閲覧。
- ^ “昆虫「エリザハンミョウ」を絶滅から守れ 鳥取砂丘で生息地のロープ囲い”. 産経新聞. (2018年4月12日)
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “エリザハンミョウ保護チーム発足!”. 鳥取砂丘レンジャー日記. 鳥取県 (2018年4月12日). 2022年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。