ビッグ・ウェンズデー (映画)
ビッグ・ウェンズデー | |
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Big Wednesday | |
監督 | ジョン・ミリアス |
脚本 |
ジョン・ミリアス デニス・アーバーグ |
製作 |
バズ・フェイトシャンズ アレクサンドラ・ローズ |
出演者 |
ジャン=マイケル・ヴィンセント ウィリアム・カット ゲイリー・ビジー |
音楽 | ベイジル・ポールドゥリス |
撮影 | ブルース・サーティース |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1978年5月 1979年4月21日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $11,000,000 |
『ビッグ・ウェンズデー』(Big Wednesday)は、1978年に制作された、サーフィンを通して三人の若者を描いた、アメリカ合衆国の青春映画。
あらすじ
[編集]1962年 夏、カリフォルニアの海辺の町で、マット、ジャック、リロイを中心とする若者たちで作るサーフィン・グループは、水曜日にやって来るという世界最大の波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦することを夢見ていた。毎晩パーティを繰り広げ痛飲しケンカに明け暮れる。
1965年 秋、そんな無軌道な青春を謳歌していた彼らにも、ベトナム戦争の徴兵令状がきた。グループの大半が手練手管を駆使して懲兵を免れようとした中で、優等生だったジャックは志願して懲兵検査を受けて、ベトナムへと出征していった。
1968年 冬、ジャックが帰還した。3年が経過した中で戦死した者、引っ越した者、結婚して家庭を持った者などグループのメンバーたちは各々の生活を歩み始めていた。それは奔放に過ごしてきた青春の日々の終わりを意味する。
1974年 春、彼らが待ちに待った、“ビッグ・ウェンズデー”が遂にやってきた。マット、ジャック、リロイの3人は、青春にピリオドを打ち、未来に歩み出すため、サーフボードに乗って“ビッグ・ウェンズデー”に向かっていく。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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日本テレビ版 | ||
マット・ジョンソン | ジャン=マイケル・ヴィンセント | 酒井宗親 |
ジャック | ウィリアム・カット | 神谷明 |
リロイ | ゲイリー・ビジー | 土師孝也 |
ペギー | リー・パーセル | 後藤真寿美 |
ベアー | サム・メルヴィル | 青野武 |
サリー | パティ・ダーバンヴィル | 佐々木優子 |
ワクサー | ダレル・フェティ | 石丸謙二郎 |
クラッシャー | ジェフ・パークス | 曽我部和恭 |
エンフォーサー | レブ・ブラウン | 村田則男 |
スリック | デニス・アーバーグ | 野島昭生 |
バンヘッド | リック・ダノ | 関輝雄 |
バーロウ夫人 | バーバラ・ヘイル | 北村昌子 |
精神科医 | ジョー・スピネル | |
ナレーター | ロバート・イングランド | 津嘉山正種 |
その他:高橋和枝、間嶋里美、池田真、二又一成、杉元直樹、中帆登美、菊嶋ひろ美、大久保正信、小森章枝、深見梨加、斎藤志郎、島香裕、平尾仁、田中和実、宮前ひろし、速水奨、福士秀樹、岩本藍、平林尚三、村越伊知郎、嶋俊介、小野丈夫、小島敏彦
・日本テレビ版:初回放送1983年8月31日『水曜ロードショー』(ブルーレイ収録)
背景
[編集]南カリフォルニア育ちのジョン・ミリアスは、幼き日々を過ごしたマリブへのオマージュとしてこの映画を制作した。 主人公のマットはランス・カーソンが、ベアーはハップ・ジェイコブスがモデルとなっている。
ロケ地について
[編集]- ラストのサーフシーンはカリフォルニアではなく、ハワイ州ホノルル郡ププケアのサンセット・ビーチで撮影された。
- アメリカ合衆国でのロケ地には en:Hollister Ranch、カリフォルニア州サンタバーバラ、マリブ、Surfrider Beach、ベンチュラ(いずれもカリフォルニア州)だけでなく、 テキサス州のエルパソも含まれていた。また、エルサルバドルにあるLa Libertadというサーファーたちの秘密の場所でも行われた。