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ビハーラ医療団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ビハーラ医療団は、浄土真宗の教えを学び、ビハーラ仏教ホスピス)運動を推進する医療関係者・ビハーラ関係者のネットワーク組織。

1998年7月に内田桂太(岩手県立磐井病院院長:当時)、田畑正久(東国東国保総合病院院長:当時)、田代俊孝同朋大学教授:当時)の呼びかけで発会。全国組織で会員は多くが医師などの医療関係者であり、同時に僧籍を持つ。毎年、各地で「仏教と医療を考える研修会」を開催。その記録をビハーラ医療団講義集として刊行。事務局を仁愛大学(〒915-546福 井県越前市大手町3-1-1)に置く。会員は現在約78名。2015年第49回仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞。

活動は、研修会の開催、ビハーラ関係の出版物の刊行、情報交換、ビハーラの実践と啓発、医療面での協力。綱領として以下のことを掲げる。

〔 綱領〕ハーラ医療団』の会員は、それぞれの場で仏教精神に基づいて医療活動を行い、一人ひとりの人間が心豊かに幸福な人生を全うしていくことに貢献するために次ぎのことに努めまます。

  1. 私たちは「「自信教人信」の立場で聞法します。
  2. 私たちはあらゆる「いのち」を尊び、共生の社会の実現に努めます。
  3. 私たちは病める患者と生老病死の苦悩を共有し、ビハーラ運動の普及に努めます。

参考文献

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刊行物

ビハーラ医療団講義集

『ビハーラ医療団 -学びと実践-』(ビハーラ医療団講義集I) 自照社出版、2012年

『念仏医療者たちの臨床聞法録』 (ビハーラ医療団講義集) 自照社出版、2013年

『穢土の看取りと浄土の看取り』 (ビハーラ医療団講義集III) 自照社出版、2014年

『他力のビハーラ』(ビハーラ医療団講義集IV) 自照社出版、2015年

『ビハーラの往生と成仏』 (ビハーラ医療団講義集V) 自照社出版、2016年

『ビハーラと歎異抄』 (ビハーラ医療団講義集Ⅵ) 自照社出版、2017年

『信を得ることとビハーラ』 (ビハーラ医療団講義集Ⅶ) 自照社出版、2018年

ビハーラ医療団ブックレツト

0. 『人間の終末期をどう過ごすか』 田代俊孝・金光寿郎(2015.ビハーラ医療団発行)

1. 『人間として成長・成熟すること』 田畑正久(2015.ビハーラ医療団発行)

2. 『生死を超えて』 志慶眞文雄(2016. ビハーラ医療団発行)

3.『生と死を考える-ラジオ深夜便-』.田代俊孝(2017. ビハーラ医療団発行)