ビバリー・オダ
ビバリー・オダ Beverley Oda | |
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国連開発計画でのビバリー・オダ(2010年) | |
生年月日 | 1944年7月27日(80歳) |
出生地 |
カナダ オンタリオ州サンダーベイ |
現職 | 放送局幹部、コミュニケーション・コンサルタント、教員 |
所属政党 | カナダ保守党 |
称号 |
PC, MP |
カナダ連邦議会議員 | |
選挙区 | ダラム |
在任期間 | 2004年カナダ総選挙 - |
ビバリー・ジョーン「ベヴ」・オダ(英語: Beverley Joan "Bev" Oda、1944年7月27日 - )は、カナダの政治家。
経歴
[編集]第二次大戦中の1944年、日系人として抑留されていた両親の間に、日系3世としてオンタリオ州サンダーベイで生まれる[1]。その後、トロント大学を卒業する。
1973年にTVオンタリオに入社し、その後Citytv、グローバルTVなどで勤務する。1986年からオンタリオ映画委員会委員、1987年から1993年までカナダ・ラジオテレビ通信委員会(CRTC)理事。1995年から1999年はCTVテレビジョンネットワークの上級副社長。国務長官の政策顧問も兼任していた。
長年カナダ進歩保守党でボランティアをしていたこともあり、2004年のカナダ連邦総選挙で保守党から立候補し日系カナダ人として下院議員初当選を果たした。保守党ではカナダ文化遺産政策を担当した。2006年1月23日に行われたカナダ連邦下院総選挙において12年ぶりに保守党が政権奪還を果たしスティーヴン・ハーパー内閣が発足した際、カナダ遺産大臣兼女性地位担当大臣として入閣、日系カナダ人として初の閣僚となった。その後2007年10月、国際協力大臣に任命された。
2011年2月にカナダ国際開発庁(CIDA)の署名済み文書の改竄を指示したとされるスキャンダル[2] が発覚、責任を問われた連邦議会での答弁で前言を翻すなどしたため、現職の閣僚としてカナダ史上初めて議会侮辱に問われた。ハーパー首相はオダを支持し続けたが、下院議長は保守党に対し議会侮辱を行なったとの判断を下した[3][4]。7月3日、辞職を表明した。CIDAは1992年にもベトナムのダイニン水力発電事業において反政府ゲリラFULROの活動地域であるのに世界銀行とともに事業支援を決定、1999年にゲリラ問題が発覚し(当該ゲリラは1996年に投降)、支援を中止し日本の国際協力機構(JICA)に肩代わりさせたなどの不祥事がある(この不祥事の際にはCIDAに「カナダの政府及び民主主義に反する罪」が適用されている)。
選挙結果
[編集]オンタリオ州ダラム (Durham) 選挙区から選出された。
2008年カナダ総選挙 | ||||||
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政党 | 候補者 | 得票数 | % | ±% | ||
保守党 | ビバリー・オダ | 28,551 | 54.1% | |||
自由党 | Bryan Ransom | 12,167 | 23.0% | |||
緑の党 | Stephen Leahy | 6,041 | 11.4% | |||
NDP | Andrew McKeever (棄権)[5] | 5,485 | 10.4% | |||
Christian Heritage | Henry Zekveld | 577 | 1.1% | |||
有効投票総数 | 52,821 | |||||
無効票総数 | 177 | |||||
投票総数 | 52,998 | % |
2006年カナダ総選挙 | ||||||
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政党 | 候補者 | 得票数 | % | ±% | ||
保守党 | ビバリー・オダ | 27,087 | 47.0% | |||
自由党 | Doug Moffatt | 17,290 | 30.0% | |||
NDP | Bruce Rogers | 9,948 | 17.3% | |||
緑の党 | Virginia Ervin | 2,676 | 4.6% | |||
Christian Heritage | Henry Zekveld | 612 | 1.1% | |||
有効投票総数 | 57,613 |
Clarington—Scugog—Uxbridge選挙区(※Durham選挙区参照)
2004年カナダ総選挙 | ||||||
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政党 | 候補者 | 得票数 | % | ±% | ||
保守党 | ビバリー・オダ | 20,813 | ||||
自由党 | Tim Lang | 19,548 | ||||
NDP | Bruce Rogers | 7,721 | ||||
緑の党 | Virginia Ervin | 2,085 | ||||
Christian Heritage | Durk Bruinsma | 915 |
出典
[編集]- ^ “アーカイブされたコピー”. 2012年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月4日閲覧。
- ^ Clark, Campbell (10 February 2011). “Speaker rebukes Bev Oda over document in Kairos case”. The Globe and Mail 9 March 2011閲覧。
- ^ Speaker hits Tories with two more contempt rulings Archived 2011年3月13日, at the Wayback Machine.. Globe & Mail, March 9, 2011. Retrieved 9 March 2011.
- ^ Tories slapped by 2 rulings. CBC News, March 9, 2011. Retrieved 9 March 2011.
- ^ Ontario NDP candidate resigns CBC 2008年10月4日, Facebookでの発言が問題になり断念