ビャルケ・インゲルス
ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels、1974年10月2日 - )は、デンマーク生まれの建築家。
Bjarke Ingels Groupの設立者でありクリエイティブディレクター。
経歴
[編集]1974年にデンマークに生まれ、幼少期は漫画家を目指していたが18歳の時に建築の道を志す。デンマーク王立美術院及びカタルーニャ工科大学で学び、OMAを経て2001年にジュリアン・デ・スメドと共同で建築事務所PLOTarchitectsを設立。その後PLOTarchitectsを解散し2005年にBjarke Ingels Groupを設立する[1]。 2021年までに500人以上の国際的組織に成長し、8 House、マンハッタンのVIA 57 West、Google North Bayshore本社(Thomas Heatherwickと共同設計)、Superkilenなどの著名なプロジェクトを実施。Amager Resource Center(ARC)の発電プラントは、建物の屋上にスキー場、外壁にボルダリングゾーンの両方を組み込んで大きな話題を呼ぶ。
2009年以来、数多くの国際設計コンペで勝利する。2012年にニューヨーク市に移った。VIA 57 Westをはじめとし、マンハッタン及びアメリカ全土の開発プロジェクトに関わる。
2011年、ウォールストリートジャーナルではイノベーターオブザイヤーに選ばれ、2016年にはタイム誌が彼を最も影響力のある100人の1人に指名した。
デンマークでは2000年代に完成した、コペンハーゲン郊外のen:VMHousesとen:Mountain Dwellings[2]という2つの革新的な集合住宅プロジェクトの設計で知られる。
2021年にはトヨタ自動車が静岡県裾野市に建設中の実験都市ウーブン・シティの都市設計を担うことが発表された[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]典拠
[編集]- ^ Ingels, Bjark (November 5, 2009). BIG. Yes is More. An Archicomic on Architectural Evolution. O'Reilly & Associates. ISBN 9783836520102
- ^ “Mountain Dwellings by BIG”. Dezeen. 2009年10月20日閲覧。
- ^ “トヨタの未来都市、2月23日着工「ウーブン・シティ」10の疑問”. 日経クロステック. (2021年2月21日). オリジナルの2021年2月24日時点におけるアーカイブ。 2021年2月21日閲覧。