ビンゴ5
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ビンゴ5(ビンゴファイブ、BINGO 5)は、日本で1994年(平成6年)10月1日に発売が開始された数字選択式全国自治宝くじ[1]において、2017年(平成29年)4月3日から新たに発売が開始された宝くじの1種。
概要
[編集]タテ・ヨコ3マスずつ、計9個のマス目のうち、中央(FREE/フリー)のマスを除いた8個のマス目に記載された5つの数字の中から1つずつ、01から40までの数字のうち計8個の数字を選択するものである[2]。中央のFreeマスは的中扱い。抽せんは、毎週水曜日18:45 (JST) から行われる。選択した数字と抽せんされた数字が一致したマスと、中央(FREE/フリー)のマスによって、縦・横・ななめの計8ラインのうち、揃ったラインの数で1等から7等までの当せんが決まる[3]。2021年2月現在、宝くじ売り場と宝くじ公式サイトで購入可能。他の数字選択式宝くじとは異なりATMでは購入できない[4]。自分で数字を選ぶのではなく、機械が自動的に数字を選ぶクイックピック(QP)という方法もあり、これは他の数字選択式自治宝くじである『ナンバーズ3』や『ナンバーズ4』などと同様である。
当初、ビンゴ5の収益の一部は日本で行われるラグビーワールドカップ2019(2017年4月 - 2018年3月)、2020年東京オリンピック・パラリンピック(2018年4月 - 2021年3月)の運営に活用されたため、くじ券には当該ワールドカップロゴ、2020年東京オリンピック・パラリンピックのロゴが印字されていた。
毎週水曜日に東京宝くじドリーム館で行われるビンゴ5と、その後のナンバーズ抽せん会は、第1回より第102回抽せん(2019年3月27日抽選)まではMCのラリゴ、岡田地平(隔週交互の出演)とダンサーが抽せん進行を行なっていた(発売当初のビンゴ5のコンセプトが、「パーティーのような宝くじ」であったため)。なお、第103回(2019年4月3日抽選)以後の抽せんとジャンボ宝くじ発売時期の週一に大阪宝くじドリーム館で行われる抽せん会ではMCやダンサーが登場せず、従来の抽せん会と同様に抽せんが行われる。
第1回の抽せんは2017年4月5日に行われ、抽せん数字は、01・10・13・19・23・28・35・37[5]。1等の口数は2口で、当せん金額は8,578,800円となった[6]。
ミニロト同様キャリーオーバーがなく、1等の最高当せん金額は3,000万円。そのため、3,000万円を超えた場合の超過額は2等以下に配分される。ただ、2024年12月現在、3,000万円が出たことは一度もない。
等級 | 当せん内容 | 当せん確率 | 当せん金額 (1口当たり見込み額) |
---|---|---|---|
1等 | 8ライン(全ライン)成立 | 1 / 390,625 | 5,556,200円 |
2等 | 6ライン成立 | 16 / 390,625(約1/24,414) | 300,000円 |
3等 | 5ライン成立 | 48 / 390,625(約1/8,138) | 45,000円 |
4等 | 4ライン成立 | 192 / 390,625(約1/2,035) | 18,200円 |
5等 | 3ライン成立 | 1,248 / 390,625(約1/313) | 2,500円 |
6等 | 2ライン成立 | 6,656 / 390,625(約1/59) | 700円 |
7等 | 1ライン成立 | 56,832 / 390,625(約1/7) | 200円
(原則固定) |
脚注
[編集]- ^ 1986年にグリーンジャンボ宝くじの特別賞として、「緑のナンバーズゲーム」という形で当選した人のみ挑戦ができる追加賞として作られたものが起源。
- ^ 左上のマスが01 - 05、中上のマスが06 - 10、右上のマスが11 - 15、左中が16 - 20、右中が21 - 25、左下が26 - 30、中下が31 - 35、右下が36 - 40で、各マスに割り当てられた5つ数字の中から1つずつ選択する。
- ^ そのため、一致した数字のマスの位置によっては2個一致で7等に当せんする例もあれば、4個一致してもはずれる例もある。
- ^ 当初の予定では、システムを改善して2018年中に他の数字選択式全国自治宝くじと同様にインターネットやATMでの購入を可能にする計画だった。2021年2月に宝くじ公式サイトからインターネット経由の購入は可能になったが、ATM経由での購入は現在まで採用されていない。
- ^ ビンゴ5第1回抽せん会
- ^ ビンゴ5第1回抽せん会ダイジェスト 宝くじ公式サイト