ピアノ協奏曲第4番 (ルビンシテイン)
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ピアノ協奏曲第4番ニ短調 作品70は、アントン・ルビンシテインが1864年に作曲したピアノ協奏曲。演奏時間は約31分から32分[1][2]。
概要
[編集]初版は1865年にバートホルフ・シュネフ[注 1]が出版したが[1] 、現行の最終稿は2度の改訂を経て1872年に出版されたものである[2]。曲はヴァイオリニストのフェルディナンド・ダヴィッドに献呈されている[1][2]。
第二次世界大戦前からイグナツィ・パデレフスキ、セルゲイ・ラフマニノフなどの名ピアニストが愛奏していた。今日でも演奏の機会がある数少ないルビンシテイン作品の一つであり、ヨーゼフ・ホフマン、シューラ・チェルカスキー、マルカンドレ・アムランらが録音を残している。劇的な展開、民族的な情緒と共に、分厚い和音やオクターブが多く用いられた難曲であり、チャイコフスキーの第1番やラフマニノフの第2番を先取りしている。
編成
[編集]ピアノ独奏、ピッコロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット(B♭)2、ファゴット2、ホルン(F)2、トランペット(D/F)2、ティンパニ、弦五部[1]
楽曲構成
[編集]- 第3楽章 アレグロ 2/4拍子
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1815年生まれ。ドイツ、ライプツィヒで音楽出版業を営んだ。(Bartholf Senff)
出典
[編集]- ^ a b c d “Piano Concerto No.4, Op.70 (Rubinstein, Anton)”. 2012年11月4日閲覧。
- ^ a b c “The Romantic Piano Concerto, Vol. 38 – Rubinstein & Scharwenka”. 2012年11月4日閲覧。