ピエール・ジャン・ジョルジュ・カバニス
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ピエール・ジャン・ジョルジュ・カバニス (Pierre Jean Georges Cabanis, 1757年6月5日 - 1808年5月5日[1]) はフランスの医師、哲学者[1]。現代的心理生理学の創始者の一人である[2]。ジョルジュ・カバニス (Georges Cabanis) [3]、カバニース[4]とも。
経歴
[編集]フランス、コスナック(コレーズ県)の生まれ[3]。1795年パリ大学衛生学教授就任後、内科学教授、法医学および医学史教授を歴任[1]。
カバニスはオノーレ・ミラボーと交友を持ち、フランス革命にも関与した[1]。デステュット・ド・トラシーらとともに観念学を提唱した[5]。
カバニスは『人間の肉体と精神の関係について』でフランス人は多血胆汁質であるため革命を起こしたとした[6]。
著書
[編集]- Sur les Rapports du physique et du moral de l'homme(『人間の肉体と精神の関係について』)全2巻、1799-1802年発行[1]
出典
[編集]- ^ a b c d e 『岩波 西洋人名辞典 増補版』(1981年12月10日増補版発行)p.348
- ^ Turgeon Y, Whitaker HA. Pierre Jean Georges Cabanis (1757-1808): an early nineteenth century source for the concept of nervous energy in European behavioral neurosciences. Brain Cogn. 2000 Jun-Aug;43(1-3):412-7.
- ^ a b Pierre-Jean-Georges Cabanis (1757-1808) - Author - Resources from the BnF
- ^ https://dl.ndl.go.jp/pid/1877856/1/51
- ^ 戸坂潤 イデオロギー概論
- ^ レオン・ポリアコフ『アーリア神話―ヨーロッパにおける人種主義と民主主義の源泉』アーリア主義研究会訳、法政大学出版局、1985年8月、291頁。ISBN 978-4588001581。