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ピッパが通る

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピッパが通る」(ピッパがとおる、英語: Pippa Passes)はイギリス詩人ロバート・ブラウニング1841年作の詩劇である。日本では、その中にある詩で、上田敏が翻訳詩集『海潮音』(1905年)に載せた「春の朝」(はるのあした)で知られている。

詩劇の流れ

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純真無垢な機織り娘のピッパがイタリアアーゾロを歩いて行く。町は悪人どもであふれているが、1年に一度の休みの正月にピッパが朝、昼、夕、晩に歩いて行くと、彼女に感化されて、彼らが改心して行くというような内容である[1]

春の朝

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英語原詩 上田敏の日本語訳

        Pippa's Song

The year's at the spring
  And day's at the morn;
    Morning's at seven;
      The hill-side's dew-pearled.
The lark's on the wing;
  The snail's on the thorn;
    God's in his Heaven -
      All's right with the world!

  春の朝(はるのあした)

時は春、
 日は朝(あした)、
  朝は七時(ななとき)、
   片岡に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
 蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、
  神、そらに知ろしめす。
   すべて世は事も無し。

参照項目

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脚注

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外部リンク

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