ピートと秘密の友達
ピートと秘密の友達 | |
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Pete's Dragon | |
監督 | デヴィッド・ロウリー |
脚本 |
デヴィッド・ロウリー トビー・ハルブルックス |
原作 |
マルコム・マーモスタイン 『ピートとドラゴン』 |
製作 | ジム・ウィテカー |
製作総指揮 | バリー・M・オズボーン |
出演者 |
ブライス・ダラス・ハワード オークス・フェグリー ウェス・ベントリー カール・アーバン ウーナ・ローレンス ロバート・レッドフォード |
音楽 | ダニエル・ハート |
撮影 | ボジャン・バゼリ |
編集 | リサ・ゼノ・チャージン |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウィテカー・エンターテインメント |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 |
2016年8月12日 2016年12月23日 |
上映時間 | 102分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $65,000,000[2] |
興行収入 |
$143,695,338[2] 1億2000万円[3] |
『ピートと秘密の友達』(ピートとひみつのともだち、原題: Pete's Dragon)は、2016年のアメリカ合衆国の冒険ファンタジー映画である。監督はデヴィッド・ロウリー、主演はブライス・ダラス・ハワード、オークス・フェグリー、ウェス・ベントリー、カール・アーバン、ウーナ・ローレンス、ロバート・レッドフォードが務めている。『ピートとドラゴン』(1977年)のリメイク作品である[4]。
あらすじ
[編集]家族旅行中に不慮の事故に遭い、一人森の奥深くに迷い込む5歳の少年ピート。彼を助けたのは、モフモフの毛に覆われた大きな生き物だった。怯えるピートをその生き物は両手でやさしく包み、大空へ羽ばたいていく。その後6年間、人と関わることなく深い森で暮らしてきたピートだが、実は彼には誰にも言えない秘密の友達“エリオット”がいた。ピートにとってエリオットは言葉が話せなくても心が通じる、家族同然の存在。森の中での二人きりの生活は、毎日がわくわくする冒険の連続だった。この夢のような日々はずっと続くと思っていたが、森を守るために様々な調査を行うグレースとの出会いがきっかけで、伝説だったはずのドラゴンの存在が人間たちに知られてしまうことに。
キャスト
[編集]- グレース - ブライス・ダラス・ハワード(甲斐田裕子)
- ピート - オークス・フェグリー(藤村真優)
- ジャック - ウェス・ベントリー(高橋広樹)
- ギャヴィン - カール・アーバン(宮内敦士)
- ナタリー - ウーナ・ローレンス(松澤可苑)
- ミーチャム - ロバート・レッドフォード(勝部演之)
- ジーン・デントラー保安官 - イザイア・ウィットロック・Jr(田中美央)
- レンジャー・ウェントワース - ジム・マクラーティ(根本泰彦)
- エリオットの声 - ジョン・カーサー
製作
[編集]2013年、『ピートとドラゴン』(1977年)のリメイク作品がウォルト・ディズニー・ピクチャーズによって製作されると発表された[7]。同時に、デヴィッド・ロウリーとトビー・ハルブルックスが脚本を執筆し、ジム・ウィテカーが製作を担当すると発表された[7]。2014年、ロウリーが監督を務めると報じられた[8]。
2015年1月から同年4月にかけて、ニュージーランドにて撮影が行われた[9]。実質的な撮影日数は74日間である[9]。撮影にはボジャン・バゼリ[10]、編集にはリサ・ゼノ・チャージンが起用された[11]。ドラゴンのCGはWETAデジタルが手がけた[12]。ダニエル・ハートがスコアを担当した[13]。
上映
[編集]2016年8月8日、ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにてプレミア上映が行われた[14]。アメリカ合衆国では8月12日に一般公開された[15]。日本では12月23日に公開された[16]。
評価
[編集]Rotten Tomatoesには217件の批評家レヴューがあり、平均値は7.3点、支持率は88%だった[17]。Metacriticには42件の批評家レヴューがあり、平均値は71点だった[18]。
本作に4点満点の3.5点を与えた『New York Post』のカイル・スミスは、「この年の最良の映画作品の1本」と評した[19]。『Rolling Stone』のピーター・トラヴァースは、「深く心に刻まれる、貴重なファミリー映画」と評し、本作に4点満点の3点を与えた[20]。『The Guardian』のヘンリー・バーンズは、「監督のデヴィッド・ロウリーは情緒と見世物を巧みに調和させている」と述べて、本作に5点満点の3点を与えた[21]。『Variety』のピーター・デブルージは、「語りの速度からロバート・レッドフォードの佇まいに至るまで、正しく古風に仕上がっている」と評価した[22]。「感動的で、思いがけない美しさを湛えた作品」と評した『Forbes』のスコット・メンデルソンは、「スティーヴン・スピルバーグの『E.T.』とブラッド・バードの『アイアン・ジャイアント』に匹敵する」と述べた[23]。
脚注
[編集]- ^ “Pete's Dragon (PG)”. British Board of Film Classification (2016年6月28日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ a b “Pete's Dragon”. Box Office Mojo. 2016年12月11日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.57
- ^ Ehrlich, David (2016年2月22日). “Watch Mysterious Trailer for Disney's 'Pete's Dragon' Remake”. Rolling Stone. 2016年11月13日閲覧。
- ^ “ピートと秘密の友達 キャスト”. 2016年12月18日閲覧。
- ^ “ピートと秘密の友達”. ふきカエル大作戦!! (2016年12月23日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ a b Fleming, Mike (2013年3月19日). “After Gritty Sundance Debut On ‘Ain’t Them Bodies Saints’, David Lowery To Reinvent ‘Pete’s Dragon’ For Disney”. Deadline. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Jagernauth, Kevin (2014年4月4日). “‘Ain’t Them Bodies Saints’ Director David Lowery To Helm Disney Remake Of ‘Pete’s Dragon’”. IndieWire. 2016年11月13日閲覧。
- ^ a b Bernstein, Paula (2015年5月7日). “David Lowery’s Production Diary for ‘Pete’s Dragon’: Transitioning from Indie to Hollywood”. IndieWire. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Ponsoldt, James. “In Dark Trees: David Lowery on Pete’s Dragon”. Filmmaker Magazine. 2016年12月11日閲覧。
- ^ Altar, Ethan (2016年8月15日). “'Pete's Dragon' Director on 'Disney Music' From the Lumineers, Will Oldham, and Lindsey Stirling”. Yahoo! Movies. 2016年12月12日閲覧。
- ^ Giardina, Carolyn (2016年8月12日). “How 'Planet of the Apes' Inspired Visual Effects for 'Pete's Dragon'”. The Hollywood Reporter. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Raggio, Eva (2016年7月19日). “Daniel Hart, Dallas' Native Son, Is Riding a Dragon to L.A.”. Dallas Observer. 2016年12月11日閲覧。
- ^ Ross, Rollo (2016年8月9日). “A Minute With: Robert Redford on magical childhood stories”. Reuters. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Lincoln, Ross A. (2016年2月21日). “‘Pete’s Dragon’ Teaser: First Look At Disney’s Update Of 1977 Children’s Classic”. Deadline. 2016年11月13日閲覧。
- ^ “ディズニー新作12・23公開 少年と不思議な生物の友情描く『ピートと秘密の友達』”. ORICON STYLE (2016年9月14日). 2016年12月5日閲覧。
- ^ “Pete's Dragon”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2016年12月11日閲覧。
- ^ “Pete's Dragon”. Metacritic. CBS Interactive. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Smith, Kyle (2016年8月11日). “‘Pete’s Dragon’ is surprisingly one of the year’s best movies”. New York Post. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Travers, Peter (2016年8月11日). “'Pete's Dragon' Review: Finally, a Summer-Movie Remake That Works”. Rolling Stone. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Barnes, Henry (2016年8月1日). “Pete's Dragon review – sweet and soulful with a bitter streak”. The Guardian. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Debruge, Peter (2016年7月27日). “Film Review: ‘Pete’s Dragon’”. Variety. 2016年11月13日閲覧。
- ^ Mendelson, Scott (2016年8月8日). “Review: Disney's 'Pete's Dragon' Flies As High As 'E.T.' And 'The Iron Giant'”. Forbes. 2017年1月1日閲覧。