ファイアー (オハイオ・プレイヤーズのアルバム)
『ファイアー』 | ||||
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オハイオ・プレイヤーズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | シカゴ パラゴン・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ファンク、ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル | マーキュリー・レコード | |||
プロデュース | オハイオ・プレイヤーズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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オハイオ・プレイヤーズ アルバム 年表 | ||||
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『ファイアー[注釈 1]』(Fire)は、アメリカ合衆国のファンク・バンド、オハイオ・プレイヤーズが1974年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。
反響・評価
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200ではオハイオ・プレイヤーズにとって唯一の1位獲得を果たし、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは前スタジオ・アルバム『スキン・タイト』(1974年)に続いて1位を獲得した[2]。本作からの第1弾シングル「ファイアー」は、Billboard Hot 100とR&Bシングル・チャートの両方で1位を獲得し、続く「自由の魂」はHot 100で最高44位、R&Bシングル・チャートで6位を記録した[2]。
アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「爆発的なホーン・セクションが活躍するファンクの名曲"Smoke"、極めて中毒性の高いタイトル曲などを含む、予測不可能な傑作」「疑いなく、商業的にも芸術的にもオハイオ・プレイヤーズの最高傑作の一つである」と評している[3]。また、Tom Breihanは2019年、ステレオガムにおいてタイトル曲を「"Fire"が全米1位を獲得した頃はディスコ時代の幕開けだったが、この曲自体はディスコ・ソングではない。踊るのに向いている曲だし、クラブでかかっていてもおかしくないが、グルーヴの種類は違う。より汚らしく汗臭い、野性味のある曲である」と評している[4]。
収録曲
[編集]全曲ともリロイ・シュガーフット・ボナー、ビリー・ベック、マーシャル・ロック・ジョーンズ、ジェイムズ・ダイアモンド・ウィリアムズ、クラレンス・サッチ・サッチェル、マーヴィン・マーヴ・ピアス、ラルフ・ピー・ウィー・ミドルブルックスの共作。
- ファイアー - "Fire" - 4:36
- トゥゲザー - "Together" - 3:07
- ランニン・フロム・ザ・デヴィル - "Runnin' from the Devil" - 4:49
- 自由の魂 - "I Want to Be Free" - 6:54
- スモーク - "Smoke" - 6:01
- イッツ・オール・オーヴァー - "It's All Over" - 4:17
- ホワット・ザ・ヘル - "What the Hell" - 5:38
- トゥゲザー/フィーリングス - "Together/Feelings" - 1:12
参加ミュージシャン
[編集]- リロイ・シュガーフット・ボナー - ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、ギター
- ビリー・ベック - ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、ピアノ、エレクトリックピアノ、ハモンドオルガン、クラビネット、アープ・シンセサイザー、パーカッション
- マーシャル・ロック・ジョーンズ - ベース
- ジェイムズ・ダイアモンド・ウィリアムズ - ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、ドラムス、コンガ、ティンバレス、ゴング、パーカッション、フリューゲルホルン
- クラレンス・サッチ・サッチェル - ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、ソプラノ・サクソフォーン、テナー・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、パーカッション
- マーヴィン・マーヴ・ピアス - トランペット、フリューゲルホルン、ヴァルヴ・トロンボーン
- ラルフ・ピー・ウィー・ミドルブルックス - トランペット
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本初回盤LP (RJ-6032)、1992年再発CD (PHCR-6086)、2012年再発CD (UICY-25328)、2014年再発CD (UICY-76611)、2018年再発CD (UICY-78787)の帯に準拠。
出典
[編集]- ^ Ohio Players - Fire (1974, Gatefold, Vinyl) | Discogs
- ^ a b c “Ohio Players - Awards”. AllMusic. 2016年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月21日閲覧。
- ^ Henderson, Alex. “Fire - Ohio Players”. AllMusic. 2021年1月21日閲覧。
- ^ Breihan, Tom (2019年6月26日). “The Number Ones: Ohio Players' "Fire"”. Stereogum. 2021年1月21日閲覧。
外部リンク
[編集]先代 エルトン・ジョン『グレイテスト・ヒッツ』 |
Billboard 200ナンバーワンアルバム 1975年2月8日 - 2月14日 |
次代 リンダ・ロンシュタット『悪いあなた』 |