ファイブガイズ
種類 | 非公開会社 |
---|---|
本社所在地 |
アメリカ合衆国 バージニア州ロートン |
設立 | 1986年 |
業種 | サービス業 |
代表者 |
ジェリー・マレル(創業者) ジェニー・マレル(創業者) |
従業員数 | 5,000[1] |
支店舗数 | 1,674[2](2021年) |
外部リンク | fiveguys.com |
ファイブガイズ(英:Five Guys)は、アメリカ合衆国に本社を置くハンバーガー、ホットドッグ、フライドポテトを中心とするファストカジュアルレストランチェーン店である。1986年に創業し、2016年には世界中に1,700以上の店舗を展開していて、1,300店舗が開発中である[2]。2010年から2011年にかけての売上高は32.8%増であり、当時米国で最も急成長しているファストフードチェーンであった[3]。
歴史
[編集]ファイブガイズは1986年にジェニーとジェリー・マレルによって創業され、最初のレストランをバージニア州アーリントン郡に開店した[2]。ジェリーとその4人の息子のジム、マット、チャド、ベンは会社名の「ファイブガイズ(5人の男)」であった[4][5]。1988年、マレル家は5人目の息子・タイラーを設け、5人の息子たちは現在の「ファイブガイズ」であり、5人ともビジネスに携わっている。マットとジムは全米の店舗訪問、チャドはトレーニングの監督、ベンはフランチャイジーの選定、タイラーはパン屋の運営を担当している[6]。
2001年には5店舗を展開していた。その成功に後押しされたマレル家は、翌年、フランチャイズ販売組織であるフランスマートと契約し、ファイブガイズをフランチャイズ化することにした。元アメリカンフットボール選手のマーク・モーズリーは、選手引退後にフランスマート社に就職し、ファイブガイズの事業拡大に重要な役割を果たし、フランスマート社との取引終了後は、ファイブガイズのフランチャイズ開発ディレクターに就任した[5][7]。
北米外の最初の店舗は2013年7月に英国ロンドンに開店した[8]。現在は、英国で150店舗以上を展開している。ファイブガイズは中東にも店舗を展開し、ヨーロッパでも拡大を続けている。2017年末、ドイツ初の店舗をフランクフルト・アム・マインとエッセンに開店した[9]。
2020年9月24日、COVID-19世界的流行の影響でサウスカロライナ州サーフサイドビーチに最初のドライブスルー窓を備えたファイブガイズが開店した[10]。
2021年9月、ファイブガイズはオーストラリア初の店舗を展開した[11]。また、ニュージーランドへの進出も計画している[12]。
商品
[編集]ファイブガイズのメニューには、クラフトのアメリカンチーズやアップルウッド・スモークベーコンを使ったハンバーガー、カシュルートスタイルのホットドッグ(ヘブリューナショナルのオールビーフフランク)、グリルチーズサンドイッチ、BLTサンドイッチ、野菜サンドイッチなどがある。バンズは、通常のバンズよりも甘く、卵を多く使用している[7]。ハンバーガーのサイズはレギュラー(2パティ)とリトル(1パティ)があり、そのサイドメニューはフライドポテトのみで、味付けは塩味の「ファイブガイズ・スタイル」と「ケイジャン・スタイル」がある[13]。
15種類の無料のトッピングで食事をカスタマイズすることができ、無料のローストピーナッツが提供されるのが特徴的である[14]。
海外展開
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評判
[編集]ファイブガイズには、カルト的なファンがいて[16]、高いブランド・ロイヤリティを得ている。ファイブガイズは、ネット上で最も話題になっているハンバーガーブランドの1つと評価されている[7][17]。
バラク・オバマ元米国大統領は、2011年にワシントンのファイブガイズで同僚と一緒に昼食をとるなど、ファンであることが伝えられている[18]。
2012年、Market Force Informationが7,600人のファストフードの消費者を対象に行った調査では、ファイブガイズは料理の品質と味、サービス、清潔さ、雰囲気において1位を獲得した[19]。
2016年、ファイブガイズはMarket Force UKの調査において、ハンバーガー、ステーキ、チキン、グリル部門で1位を獲得した[20]。
脚注
[編集]- ^ “Five Gys Burgers and Fries”. Forbes. June 7, 2022閲覧。
- ^ a b c “Five Guys Story” (英語). www.fiveguys.com. 2022年6月7日閲覧。
- ^ “Wendy's dethrones Burger King but Five Guys grows fastest” (March 19, 2012). January 19, 2015閲覧。
- ^ Rosenwald, Michael S. (April 3, 2006). “Five Guys, Taking a Bigger Bite”. The Washington Post March 10, 2008閲覧。
- ^ a b “Number 1 with a Burger”. Restaurant Business (August 2006). July 26, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。September 13, 2008閲覧。
- ^ Liz Welch (April 1, 2010). “How I Did It: Jerry Murrell, Five Guys Burgers and Fries”. Inc. (Mansueto Ventures LLC) April 10, 2010閲覧。.
- ^ a b c Karen Weise (August 11, 2011). “Behind Five Guys' Beloved Burgers”. BusinessWeek .
- ^ Neather, Andrew (2014年8月19日). “Five Guys v Shake Shack - restaurant review” (英語). Evening Standard. 2022年6月7日閲覧。
- ^ Mumme, Thorsten (18 May 2018). “Five Guys öffnet noch 2018 Filialen in Berlin und München” (ドイツ語). NGIN Food. Vertical Media GmbH. 20 June 2018閲覧。
- ^ Wetzel, David (September 22, 2020). “Why the Five Guys restaurant set to open in Myrtle Beach area is a first for the brand”. The Sun News September 25, 2020閲覧。
- ^ Stowe, Sarah (2021年9月17日). “Five Guys opens first Australian outlet” (英語). Inside Franchise Business. 2022年3月30日閲覧。
- ^ Stowe, Sarah (2020年7月29日). “Five Guys expands to Australia, New Zealand” (英語). Inside Franchise Business. 2022年3月30日閲覧。
- ^ “Menu”. Five Guys. June 11, 2018閲覧。
- ^ “5 things you didn't know about Five Guys”. Fox News (2017年1月19日). 2017年10月25日閲覧。
- ^ 米ハンバーガー店「ファイブガイズ」 韓国運営会社が日本にも出店へ(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース
- ^ Southern, Keiran (2016年1月28日). “Five Guys Newcastle restaurant could be on the menu for popular burger chain”. nechronicle. 2016年5月20日閲覧。
- ^ Lisa Joy Rosner (March 14, 2011). “Best (Bad for You) Burgers”. NetBase. Nov 9, 2011閲覧。
- ^ Lisa Hannah Raven (April 4, 2014). “Uxbridge Five Guys Scheduled for June Opening”. Get West London. April 9, 2014閲覧。
- ^ Hsu, Tiffany (2012年9月19日). “Five Guys voted favorite burger chain, McDonald's near bottom”. Chicago Tribune 2012年10月4日閲覧。
- ^ “Five Guys Is Now the UK's Favorite Fast Food Burger | Washingtonian (DC)” (英語). Washingtonian (2016年3月29日). 2019年6月5日閲覧。