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ファイヤープロレスリング2nd BOUT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファイヤープロレスリング2nd BOUT
Fire Pro Wrestling 2nd BOUT
ジャンル プロレスゲーム
対応機種 PCエンジン (PCE)
開発元 ヒューマン
発売元 ヒューマン
ディレクター 市瀬大輔
茶々丸
デザイナー 笹沢英昭
市瀬大輔
プログラマー 柳田文樹
かないまさとし
てしまてるゆき
音楽 庭山博也
田中宏典
大谷哲司
山崎正通
美術 小杉和則
阿部賢一
シリーズ ファイヤープロレスリングシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 4メガビットHuCARD[1]
発売日 日本 199108311991年8月31日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
その他 型式:HM91005
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ファイヤープロレスリング2nd BOUT』(Fire Pro Wrestling 2nd BOUT、-セカンド・バウト) は、1991年8月31日に日本のヒューマンから発売されたPCエンジンプロレスゲーム

同社の『ファイヤープロレスリングシリーズ』の第2作目。前作『ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ』(1989年)より約2年振りの新作となった。登場レスラーは前作と同じく16名であるが、裏技により使用できる隠しレスラーが前作の2名から4名に増加している。

開発はヒューマンが行い、ゲーム・デザインおよびディレクターは前作に続き笹沢英昭とファミリーコンピュータ用ソフト『エジプト』(1991年)を手掛けた市瀬大輔が担当、音楽はスーパーファミコン用ソフト『スーパーフォーメーションサッカー』(1991年)を手掛けた庭山博也、田中宏典、大谷哲司、山崎正通が担当している。

2008年5月27日よりWiiバーチャルコンソールで配信された。

後に同機種での続編として『ファイヤープロレスリング3 Legend Bout』(1992年)が発売され、同機種においてシリーズ最後の作品となった。

ゲーム内容

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モード

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  • エキサイトシリーズ
  • ワールドチャンピオンシリーズ
  • スーパートーナメント
  • イルミネーションマッチ

登場レスラー

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名前 ニックネーム 生年月日 身長 体重 出身国 必殺技 モデルレスラー
ビクトリー・武蔵 闘いの伝説 1948年3月7日 186cm 105kg 日本 延髄斬り アントニオ猪木
冴刃明 世界の格闘王 1957年9月4日 192cm 110kg 日本 キャプチュード 前田日明
ハリケーン・力丸 最後の志士 1951年6月7日 185cm 110kg 日本 サソリ固め 長州力
トミー・ボンバー パワフル爆弾 1954年7月15日 193cm 113kg 日本 バックドロップホールド ジャンボ鶴田
サンダー・龍 雷鳴戦士 1952年12月8日 185cm 105kg 日本 パワーボム 天龍源一郎
ミスター・K はぐれ重戦士 1968年2月17日 210cm 140kg 日本 カナディアンバックブリーカー 北尾光司
ブレード・武者 妖忍者 1966年6月22日 188cm 107kg 日本 ムーンサルトプレス グレート・ムタ
クラッシャー・新也 破壊大王 1965年7月7日 192cm 122kg 日本 D・D・T 橋本真也
ナック・将勝 若き闘将 1971年8月7日 182cm 100kg 日本 掌底 船木誠勝
ブラック・カジワラ 関節の妖精 1949年4月26日 184cm 104kg ブラジル 脇固め 藤原喜明
スーパー・カイザー 時の皇帝 不明 170cm 95kg 不明 トペ・コン・ヒーロ 獣神サンダー・ライガー
マスクド・ユニコーン 超新星仮面 1969年2月26日 175cm 98kg カナダ フライングクロスチョップ ペガサス・キッド
アトミック・ブラスター 鋼鉄の筋肉 1961年8月4日 190cm 130kg アメリカ合衆国 フライングラリアート アルティメット・ウォリアー
アックス・モーガン 無敵の超人 1959年6月10日 201cm 145kg アメリカ合衆国 アックスボンバー ハルク・ホーガン
スター・バイソン リングの猛牛 1948年2月29日 200cm 150kg アメリカ合衆国 ラリアート スタン・ハンセン
ヒットマン・セイバー 魔王の刺客 1960年2月8日 205cm 172kg アメリカ合衆国 ボディアタック ビッグバン・ベイダー
隠しレスラー

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ファイヤープロレスリング2nd BOUT 日本 2008年5月27日[2]
Wii ヒューマン スパイク ダウンロード
バーチャルコンソール
-

スタッフ

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  • ゲーム・デザイン:笹沢英昭、市瀬大輔
  • オリジナル・ゲーム・デザイン:増田雅人、笹沢英昭
  • メイン・プログラム:柳田文樹
  • プログラム:かないまさとし、てしまてるゆき
  • オリジナル・プログラム:増田雅人、林徹
  • グラフィック:小杉和則
  • インフォメーション・レスラー:阿部賢一
  • サウンド:庭山博也、田中宏典、大谷哲司、山崎正通
  • ディレクション:市瀬大輔、茶々丸

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通27/40点[3]
月刊PCエンジン79/100点
マル勝PCエンジン34/40点
PC Engine FAN22.28/30点[1]
(総合147位)
プロレススーパーゲーム列伝肯定的[4]
PCエンジン完全ガイド肯定的[5]
受賞
媒体受賞
ファミコン通信「91ベストヒットゲーム大賞」読者が選ぶTOP20スポーツゲーム部門 第1位
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[3]、『月刊PCエンジン』では75・80・80・85・75の平均79点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・9・9・8の合計34点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.28点(満30点)となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で147位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、基本的なゲームシステムは変更されていない事や、ゲームモードにおいてもトーナメントが追加された以外には変更点がない事を指摘したが、レスラーの攻撃に関しては「より個性的になり、新しい技も追加されている」と肯定的に評価した[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.65 3.26 3.69 4.26 3.78 3.64 22.28
  • ゲーム本『プロレススーパーゲーム列伝』では、前作から本作の発売までに様々な同ジャンルの作品が発売された事を指摘した上で、「『ファイプロ』のように現実のプロレスをモチーフとした作品はなかった」と肯定的に評価した他、前作からの変更点が登場レスラーの変更と自由にタッグを組めるようになった事の2点しかない事を指摘した上で「現在のマット界を再現するという『ファイプロ』のテーマがさらに強まっている」と肯定的に評価した[4]
  • ゲーム本『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』では、技コマンドを入力するタイミングがシビアである事を指摘したが、慣れる事で様々な技を繰り出せるようになると肯定的に評価した[5]

脚注

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  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、113頁。 
  2. ^ 土本学 (2008年5月26日). “バーチャルコンソール5月27日新規配信タイトル+Wiiウェア” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年2月16日閲覧。
  3. ^ a b ファイヤープロレスリング 2nd BOUT まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年2月22日閲覧。
  4. ^ a b 馬波レイ、大地将「'91年 ファイヤープロレスリング2nd BOUT」『プロレススーパーゲーム列伝』ソニー・マガジンズ、2001年10月30日、33頁。ISBN 9784789717601 
  5. ^ a b 「PCエンジンソフト完全カタログ 1991年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、110頁。ISBN 9784866362670 

外部リンク

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