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ファミリーバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファミリーバンクは、ファミリーテック株式会社が提供するiOSおよびAndroid向けの家族口座アプリ[1]

ファミリーバンクアプリ

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ファミリーバンク
開発元 ファミリーテック
種別 銀行口座
公式サイト Android版
iOS版
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2022年2月よりアプリの提供が開始されている。アプリには共同の銀行口座機能があり、銀行口座を複数連携することができ、入金金額の設定や確認ができる。また、銀行口座の他、クレジットカードも連携することができ、それぞれ入出金の詳細をアプリ内で確認することができる。一人でも利用することができるが、二人以上で利用することで互いの収支を共有することができる。なお、収支は明細も確認することができ、明細機能にはメモをつけることもできる。登録はメールアドレスとパスワード、SMS認証によって行い、与信審査などは行われない。

2022年6月よりカテゴリ別の利用明細機能が搭載されており、明細の自動分類がされた画面が追加されている。

2023年以降、口座及びクレジットカードの連携機能以外に多機能化しており、お金管理アプリの位置づけから、家族向けのスーパーアプリの位置づけへと変化している。なお、2024年11月時点で搭載されている機能は以下の通りである。

機能名 内容
お金管理 口座を連携し、2人の間で口座残高・入出金情報を共有できる機能。
家族カード クレジットカードを連携し、2人の間で利用情報を共有できる機能。同社が発行するファミリーカード以外も連携が可能。
アカウント共有 WEBサービスなどのアカウントにログインする際に必要なID・パスワード情報を2人の間で共有できる機能。登録することで、コピペ不要でログインすることができる。
家族メール 2人で使うメールアドレスが発行され、メールのやり取りを行うことができる機能。
位置共有 2人の間でお互いの位置情報を共有することができる機能。
家族クーポン 家族で利用できるクーポンを取得できる機能。
ToDo 2人の間でToDoを共有することができる機能。

ファミリーカード

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ファミリーバンクアプリ内で提供されているクレジットカード。ファミリーバンクアプリ同様、2022年2月より提供開始されている。一度の申し込みで、名義の異なる複数のカードを発行することができる。引き落とし口座は1つのみで、ポイントや明細はまとめて管理できる。カードブランドはJCB。ファミリーバンクアプリの連携はファミリーカード以外でも可能。

ファミリーテック株式会社

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中村貴一と小林貴浩が2021年5月に共同創業。家族向けスーパーアプリである「ファミリーバンク」と家族カードである「ファミリーカード」を運営。「ファミリーカード」の決済による加盟店手数料を主な収益源としている。

ビジョン

同社は、既存市場を家族単位に捉え直すことで、新しい市場の創造へチャレンジすることを掲げており、家族領域のグローバルプラットフォームの提供によって、家族のスマートライフを実現すると述べている。


創業の背景

中村貴一による「世の中のサービスの利用単位のズレ」への気づきが創業のきっかけとなった。「世の中のサービスの利用単位のズレ」とは、既存のサービスが想定する利用単位を「個人」として捉え、その発展的な使い方として「共有」がされるように設計しているという点であった。世の中のサービスを利用する単位を「個人」から「集団」にシフトさせていくことにより、暮らしをより良くすることがあると考え、サービスの着想に至った。

ファミリーテック株式会社 FamilyTech, Inc
種類 株式会社
本社所在地 日本105-0001

東京都港区虎ノ門4丁目1番28号 虎の門タワーズオフィス19階

設立 2021年5月
業種 サービス業
事業内容 家族口座アプリ「ファミリーバンク」の運営、クレジットカード「ファミリーカード」の提供
代表者 中村貴一代表取締役CEO
外部リンク familytech.co.jp

脚注

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  1. ^ 家族金融アプリ「ファミリーバンク」の提供開始”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年6月25日閲覧。

外部リンク

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  • 公式ウェブサイト
  • ファミリーバンク (@familybank_jp) - Twitter
  • ファミリーバンク (@familybank.jp) - Facebook