フアナ・ロマーニ
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フアナ・ロマーニ Juana Romani | |
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生誕 |
1869年8月31日 イタリア,ヴェッレトリ |
死没 |
1923年6月13日 フランス,シュレンヌ |
フアナ・ロマーニ(Juana Romani、1869年8月31日 - 1923年6月13日)はフランスの画家。イタリア出身である。主に女性の肖像画を描いた。
略歴
[編集]イタリアのラツィオ州のヴェッレトリで、Carolina Carlesimoとして生まれた。母親はヴェッレトリの貴族、テミストクレス・ロマーニ(Thémistocle Romani)の愛人となり、フアナの父親が不審な死を遂げた後、1877年に母親と、義理の父親となったテミストクレス・ロマーニとパリに移った。母親は美術学校でモデルの仕事を始め、ファナも子供時代から美術家のモデルを務めるようになった。13歳の時、彫刻家、アレクサンドル・ファルギエールの『ディアーナの像』のモデルになった。画家のビクター・プルーヴェやフェルディナン・ロワベ、ジャン=ジャック・エンネルらのモデルを務めた。
アカデミー・コラロッシを設立したイタリア人画家、彫刻家のフィリッポ・コラロッシにその才能を見出されて、画家の道に進み、エンネルやロワベからレッスンを受け、カロリュス=デュランの美術教室にも参加した。19歳になった1888年から、フアナ・ロマーニという名前で展覧会に出展を始め、1888年から1904年の間、フランス芸術家協会の展覧会に出展した。
晩年は精神を病んで、精神病院で亡くなったとされる。
故郷のヴェッレトリには彼女の名前の付けられた学校がある。[1]
ギャラリー
[編集]ロマーニをモデルにした作品
[編集]-
素描(1884)
(画)ビクター・プルーヴェ -
Liseuse
(画)J.J.エンネル -
(画)フェルディナン・ロワベ
ロマーニの作品
[編集]-
『サロメ』(1898)
-
Bella Donna
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(1891)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Romani, Juana. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 28: Ramsden–Rosa. E. A. Seemann, Leipzig 1934, S. 548.
- Judith Cernogora: Portraits de femmes. Point de vues, Rouen 2016, ISBN 978-2-37195-009-2.
- Marion Lagrange: Les peintres italiens à Paris dans la seconde moitié du XIXe siècle. CTHS, Paris 2010, ISBN 978-2-7355-0708-5.