フィリップ・プティ
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フィリップ・プティ(Philippe Petit、1949年8月13日 - )はフランスの大道芸人。セーヌ=エ=マルヌ県・ヌムール出身。世界各地の有名高層建築物を無許可で綱渡りする事で知られる。
彼の名を一躍有名にしたのは、1974年8月7日にニューヨークのワールドトレードセンターの2つのタワーの間を綱渡りしてニューヨークの市民を驚かせた事である[1] 。 彼はその後、チャリティとして綱渡りを行うことに同意したため起訴を免れ、展望デッキの永久無料パスを受け取った[2][3]。
題材とした作品
[編集]- 『綱渡りの男 (絵本)』 - モーディカイ・ガースティン作の2003年の絵本で、ワールドトレードセンターでの綱渡りを描く。2005年日本語訳出版[4]。
- 『マン・オン・ワイヤー』 - プティ自身が著したノンフィクション。2008年、ドキュメンタリー映画化。
- Let the Great World Spin - コラム・マッキャンの小説。2009年発表。ワールドトレードセンターの2つのタワーの間をプティが綱渡りでわたる様子を聞くため、パロアルトからARPANET経由でニューヨークの電話ボックスに接続するシーンがある。
- 『ザ・ウォーク』 - プティのワールドトレードセンターでの綱渡りを映画化した2015年の映画。ジョセフ・ゴードン=レヴィットがプティを演じた。ゴードン=レヴィットはプティ本人の指導のもと綱渡りの猛特訓を受けた。
脚注
[編集]- ^ Lichtenstein, Grace (8 August 1974). “Stuntman, Eluding Guards, Walks a Tightrope Between Trade Center Towers”. The New York Times 18 April 2008閲覧. "Combining the cunning of a second-story man with the nerve of an Evel Knievel, a French high-wire artist sneaked past guards at the World Trade center, ran a cable between the tops of its twin towers and tightrope-walked across it yesterday morning."
- ^ “French daredevil recalls the gamble he took with Twin Towers tightrope stunt” (英語). Daily Record. 2023年1月31日閲覧。
- ^ “Aerialist a Hit in Central Park” (英語). The New York Times. (3 August 1974). ISSN 0362-4331 21 February 2020閲覧。
- ^ モーディカイ・ガースティン 著、川本三郎 訳『綱渡りの男』小峰書店、2005年8月。ISBN 978-4-338-20204-6。
外部リンク
[編集]- MSA - The Man Who Walked Between The Towers. Co-produced by Michael Sporn Animation and Weston Woods Studios
- Philippe Petit Signature visible in the 1980s
- photos of Philippe Petit crossing the Twin Towers along with others
- Philippe Petit: The journey across the high wire, TED2012, Filmed Mar 2012, Posted May 2012.
関連項目
[編集]- アラン・ロベール - 世界中の高層建築物を無許可で命綱無しで登る人物。