フィリップ・ヴァルテール
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この項目「フィリップ・ヴァルテール」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - ヴァルテールの人となりや研究動向、「イマジネール」の概念について、注釈にあるブランカ・ソラレス教授インタヴューなどを参考にして、本文内に加筆をお願いします。 (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2016年5月) |
フィリップ・ヴァルテール[注釈 1] (仏: Philippe Walter、1952年[1] - )は、フランスの文学研究者。グルノーブル第三大学 (en) 元教授、文学博士。ベルギー・ブリュッセルのケルト研究協会名誉会員。1999年1月から2013年6月までグルノーブル第三大学・イマジネール研究所 (CRI) 所長を務めた。グルノーブル大学出版局では「ヨーロッパ中世」というコレクションを主宰している。
研究分野はフランス中世(特に12 - 13世紀)の言語、文学、イマジネールである。「アーサー王物語」や聖人伝の神話学的分析に精力的に取り組み、数多くの著作や学術論文がある[注釈 2]。
略歴
[編集]- 1952年 - フランス、ロレーヌ地方のメスに生まれる。
- 1975年 - 高等教育教授資格(アグレガシヨン)取得。
- 1979年 - 第三課程博士号(言語学)取得。
- 1987年 - 国家博士号取得(パリ第四・ソルボンヌ大学)
- 1990年-2013年 グルノーブル第三大学教授
- 2004年 - 現在 メスの国立アカデミー通信会員(2006年にはアカデミーの『紀要』に、モゼル県サン=ユベールの森にある「シャルルマーニュの泉」に関する論文を発表)。
受章等
[編集]- 1996年、フランス政府より教育功労章シュヴァリエを受章
- 2007年、フランス政府より教育功労章オフィシエを受章
- 2008年6月、ルーマニアのアルバ・ユリア大学から名誉博士号を授与される
- 2012年10月29日、パリのフランス極東学院で、還暦記念論集(『諸神話の声・諸文明の学』)の贈呈式が行われる
- 2013年7月14日、フランス政府より教育功労章コマンドゥールを受章
著作
[編集]ここでは日本語訳で読めるものを挙げる。ヴァルテールの著作目録は、『中世の祝祭 - 伝説・神話・起源』(原書房)「訳者あとがき」のpp.291-294と、『アーサー王神話大事典』(原書房)「訳者あとがき」のpp.494-495に収録されている。
- 『海の神話』(吉田敦彦との共著、篠田知和基訳、沖縄国際大学公開講座委員会編集)編集工房東洋企画〈沖国大ブックレット No.9 〉、2002年3月。ISBN 978-4-938984-23-6。
- 『中世の祝祭 - 伝説・神話・起源』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)原書房、2007年;第2版 2012年。
- 「万聖節・サウィン・ハロウィン」(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)、篠田知和基編 『神話・象徴・言語』 楽瑯書院、2008年、pp.625-632。
- 「『古事記』の稲羽のウサギ-医療の起源神話」(渡邉浩司訳)、門田眞知子編 『比較神話から読み解く因幡の白兎神話の謎』 今井出版、2008年、pp.55-72。ISBN 978-4-901951-37-1。
- 『中世の「キリスト教神話」を求めて - 神話・神秘・信仰』(渡邉浩司訳)中央大学人文科学研究所〈中央大学・人文研ブックレット 23〉、2008年2月。全国書誌番号:21389444、NCID BA85166038。
- 「『聖ブランダンの航海』(12世紀)が描くユダの劫罰 - インド=ヨーロッパ起源のモチーフ「輪廻の車輪」をめぐって」(渡邉浩司訳)、篠田知和基編 『罪と贖罪の神話学』 楽瑯書院、2012年、pp.63-70。
- 「アーサー王文学の発生と展開 - 8世紀から13世紀まで」(渡邉浩司訳)、『アーサー王物語研究』 中央大学出版部〈中央大学人文科学研究所研究叢書 62〉、2016年、pp.3-31。ISBN 978-4-8057-5346-0。
- 『アーサー王神話大事典』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)、原書房、2018年。ISBN 978-4-562-05446-6
- 『英雄の神話的諸相―ユーラシア神話試論I』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)、中央大学出版部、2019年。ISBN 978-4-8057-5181-7
- 『ユーラシアの女性神話―ユーラシア神話試論II』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)、中央大学出版部、2021年。ISBN 978-4-8057-5183-1
- 『クレティアン・ド・トロワ作『グラアルの物語』に隠された民話―国際民話話型カタログATUでは何番にあたるのか?』(渡邉浩司訳)中央大学人文科学研究所〈中央大学・人文研ブックレット 42〉、2023年6月。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ファミリー・ネームのカタカナ表記にはこれまで、ワルテル、ヴァルテル、ヴァルテールの3種類が提案されている。
- ^ ヴァルテールの人となりや研究動向、「イマジネール」の概念については、『中世の「キリスト教神話」を求めて-神話・神秘・信仰』(中央大学・人文研ブックレット23、2008年)の「あとがき」に収められた、ブランカ・ソラレス教授(メキシコ国立自治大学教授)によるインタヴューを参照(福井千春訳)。
出典
[編集]参考文献
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