フィルムシティ
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フィルムシティ(Film City)は、インド・ムンバイのサンジャイ・ガンディー国立公園近郊に位置する映画スタジオ。ボリウッド映画の製作が行われており、複数のレコーディング・ルーム、庭園、湖、劇場、グラウンドを備えている[1]。1977年にマハーラーシュトラ州政府によって設立され、映画産業振興のために撮影施設を提供した[2]。フィルムシティの建設計画は映画製作者V・シャンタラムの主導で進められた[3]。2001年に施設名は「インド映画の父」と呼ばれるダーダーサーヘブ・パールケーを記念して「ダーダーサーヘブ・パールケー・ナガル」と改称された[4]。また、所在地から「ムンバイ・フィルムシティ」とも呼ばれている[3]。
施設
[編集]ボリウッド映画の大半はフィルムシティで撮影されており、寺院、刑務所、裁判所、湖、山、噴水、村、庭園、人工の滝などが備わっている。1日当たり約800人の撮影スタッフが8つの撮影エリアで撮影に従事していると言われている[5]。2014年からはマハーラーシュトラ州観光局の観光政策の一環として、ガイド付きのスタジオツアーが開始された[6]。2017年8月には過去5回におよび豹が人に危害を加える事故が起きたため、8日間の施設閉鎖処置を受けている[5]。
出典
[編集]- ^ “Film City Mumbai - Film City of Mumbai, Bombay Filmcity, Filmcity Mumbai India”. Mumbai.org.uk. 2010年9月6日閲覧。
- ^ “History of Filmcity”. Dadasaheb Phalke Chitranagari. 2019年1月3日閲覧。
- ^ a b “Indian Film Cities”. IM. 2019年1月3日閲覧。
- ^ “FILM CITY”. Amazing Maharashtra. 2019年1月3日閲覧。
- ^ a b “Mumbai’s Film City shut down after five leopard attacks”. Hindustan Times (2017年8月2日). 2019年1月3日閲覧。
- ^ “Mumbai’s Bollywood Filmcity Studios Open For Public Tours”. Wall Street Journal (2014年5月3日). 2018年3月4日閲覧。