フィンランディア (ウォッカ)
種類 | ウォッカ |
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製造元 | コカ・コーラHBC |
発祥国 | フィンランド |
販売開始 | 1970 |
アルコール 度数 | 40.0% |
プルーフ | 80 |
関連商品 | ウォッカの一覧 |
フィンランディア(Finlandia)はフィンランド産プレミアムウォッカの銘柄。欧州で第2位、世界で第5位のプレミアムウォッカブランドとして世界130ヶ国以上で販売されている[1][2]。
概要
[編集]1888年にフィンランドのラヤマキで設立された「ラヤマキ蒸溜所」を発祥としている[1][3]。フィンランディアの伝統と製法はフィンランドの歴史と文化の重要な部分であり、ラヤマキ蒸溜所の建物のいくつかは国家遺産の一部として保護されている[1]。
フィンランディアは北欧の氷河の中で長い時間をかけて氷堆石によってろ過された天然氷河水を仕込み水として使用し、白夜の太陽の下で育ったフィンランド産の六条大麦を原料として製造される[1][3][4]。プレミアムウォッカの他、ライム、ココナッツ、ブラックカラント、マンゴー、タンジェリン、ラズベリー、クランベリー、グレープフルーツ、レッドベリーのフレーバーがある[1][5]。
氷河をイメージしウォッカの透明感と新鮮さを表現したボトルは、1970年にフィンランドの彫刻家タピオ・ヴィルカラが最初のオリジナルデザインを手掛けた[1][2]。2003年に導入されたボトルのデザインはフィンランドのデザイナーハッリ・コスキネンによるものである[1][2]。
アメリカでは1970年に正式に輸入され、ブラウンフォーマンがフィンランディアウォッカブランドを所有し扱っていた[1]が、2023年11月にザ コカ・コーラ カンパニーのボトラーであるコカ・コーラHBCに売却した[6]。日本ではサントリーが販売していたが[7]、ブラウンフォーマンとサントリーが取引関係を終了させたことにより[8]、2013年からアサヒビールが輸入販売を行っていた[9]が、コカ・コーラHBCへの売却に伴ない販売を終了した。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “Finlandia Vodka Celebrates 40th Anniversary”. PR Newswire (2010年1月27日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ a b c “Finlandia Vodka Launches New Global Package”. in the Mix Media (2011年6月29日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ a b “FINLANDIA Vodka of Finland”. アサヒビール. 2015年1月31日閲覧。
- ^ 『世界の名酒事典 2012年版』講談社、2011年、103頁。ISBN 978-4-06-217312-4。
- ^ “Vodkas”. Finlandia. 2015年1月31日閲覧。
- ^ “ブラウン・フォーマン社、フィンランディア・ウォッカの2億米ドルの売却を完了”. the drink business (Union Press Ltd.) 2024年5月3日閲覧。
- ^ “プレミアムウオツカ「フィンランディア」新発売 - 限りなくピュアな天然氷河水でつくられた北欧フィンランドのウオツカ -”. サントリー (2007年9月4日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ “アサヒ、日本国内でブラウン・フォーマン・ブランドを販売”. Business Wire (2012年9月24日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ “フィンランド産の北欧を代表するプレミアムウオッカ『フィンランディア』新発売”. アサヒビール (2013年4月4日). 2015年1月31日閲覧。