フェニルアラニンデカルボキシラーゼ
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フェニルアラニンデカルボキシラーゼ(Phenylalanine decarboxylase、EC 4.1.1.53)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- L-フェニルアラニン フェニルエチルアミン + CO2
従って、この酵素の基質は、L-フェニルアラニンのみ、生成物は、フェニルエチルアミンと二酸化炭素の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するカルボキシリアーゼに分類される。系統名は、L-フェニルアラニン カルボキシリアーゼ (フェニルエチルアミン形成)(L-phenylalanine carboxy-lyase (phenylethylamine-forming))である。他に、L-phenylalanine decarboxylase、aromatic L-amino acid decarboxylase、L-phenylalanine carboxy-lyaseとも呼ばれる。この酵素は、フェニルアラニン代謝に関与している。補因子として、ピリドキサールリン酸を必要とする。
出典
[編集]- LOVENBERG W, WEISSBACH H, UDENFRIEND S (1962). “Aromatic L-amino acid decarboxylase”. J. Biol. Chem. 237: 89–93. PMID 14466899.
- Schulz AR, Oliner L (1967). “The possible role of thyroid aromatic amino acid decarboxylase in thyroxine biosynthesis”. Life. Sci. 6 (8): 873–80. doi:10.1016/0024-3205(67)90291-3. PMID 6034195.