フェニルピルビン酸タウトメラーゼ
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フェニルピルビン酸タウトメラーゼ(Phenylpyruvate tautomerase、EC 5.3.2.1)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- ケト-フェニルピルビン酸エノール-フェニルピルビン酸
従って、この酵素の基質はケト-フェニルピルビン酸、生成物はエノール-フェニルピルビン酸である。
この酵素は異性化酵素、特にケト型をエノール型に変換する分子内酸化還元酵素に分類される。系統名は、フェニルピルビン酸 ケト-エノール-イソメラーゼ(phenylpyruvate keto---enol-isomerase)である。この酵素は、チロシン及びフェニルアラニンの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、この酵素の7つの構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1GYJ、1GYX、1GYY、2GDG、2OOH、2OOW、2OOZである。
出典
[編集]- Blasi F, Fragomele F, Covelli I (1969). “Thyroidal phenylpyruvate tautomerase. Isolation and characterization”. J. Biol. Chem. 244 (18): 4864–70. PMID 5824560.
- Knox WE (1955). “p-Hydroxyphenylpyruvate enol-keto tautomerase”. Methods Enzymol. 2: 289–295.
- KNOX WE, PITT BM (1957). “Enzymic catalysis of the keto-enol tautomerization of phenylpyruvic acids”. J. Biol. Chem. 225 (2): 675–88. PMID 13416270.