フェノキサジン
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フェノキサジン | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 135-67-1 |
PubChem | 67278 |
ChemSpider | 60610 |
UNII | C2ZWT499SG |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | C12H9NO |
モル質量 | 183.21 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フェノキサジン(Phenoxazine)は、複素環式化合物の一つである。オキサジンに2つのベンゼン環が融合した構造を持つ。ダクチノマイシン[2]やリトマス等、天然に存在する多くの化合物の中心核として生成する。染料のナイルブルーやナイルレッドもフェノキサジン核を持つ。
フェノキサジン染料は、かつて絹の染色に広く用いられてきたが、耐光性を持たないため、時間とともに市場から消えた。しかし、アクリル繊維への耐光性は大幅によくなるため、再評価されつつある。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ International Union of Pure and Applied Chemistry (2014). Nomenclature of Organic Chemistry: IUPAC Recommendations and Preferred Names 2013. The Royal Society of Chemistry. pp. 216. doi:10.1039/9781849733069. ISBN 978-0-85404-182-4
- ^ “Five- and six-membered rings with two or more heteroatoms”. britannica.com. 2021年8月31日閲覧。