コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フェミニン・コンプレックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェミニン・コンプレックス
The Feminine Complex
出身地 アメリカ合衆国 テネシー州 ナッシュビル
ジャンル ガレージロック, サイケデリック・ロック
活動期間 1966–1969
レーベル Athena, Teenbeat
旧メンバー Mindy Dalton
Judi Griffith
Lana Napier
Pame Stephens
Jean Williams

フェミニン・コンプレックス(The Feminine Complex)は、1960年代アメリカで結成された女性だけのガレージロックバンドである。メンバーがナッシュビルテネシー州)のメイプルウッド高校に通っている間にバンドが結成された。彼女らは1969年に1枚のアルバム『Livin' Love』のみをリリースした。アルバムは2度再発され、それ以来マイナーなカルト信者を獲得している[1]

グループの経歴

[編集]

フェミニン・コンプレックスは、ギターボーカルのミンディ・ダルトン、タンバリンボーカルのジュディ・グリフィス、ドラムのラナ・ネイピア、キーボードのペイム・スティーブンス、ベースのジーン・ウィリアムズで構成されていた[2]。ネイピアとウィリアムズは1966年の秋に全員女性のバンドを結成することを決定し、最終的にダルトンとグリフィスに参加を求めた。4人全員がメープルウッド高校の女子バスケットボールチームのメンバーであり、チームの名前でもあるピボットの名前を付けた。1967年の夏までに、彼らはウィリアムズの友人であるスティーブンスを加え、名前をフェミニン・コンプレックスに変更した[3]。ネイピアによれば、

で、誰かがある名前を投げかけたんだけど、どの子だったか忘れたけど、ミンディだったかな、「いや、もっとフェミニンな物が良い」って言って、私はそれに「Complex」をつけただけだったんだ。私たちは複雑じゃなかった!![3]

彼らは1967年から68年にかけて、ナッシュビルとその周辺地域で小さな地元のギグを行った。 Athena RecordsのDee Kilpatrickが 1968年にグループに署名し、デビュー作『Livin' Love』をレコーディングした。その年の秋、学校が始まると彼女らは解散した。『Livin' Love』1969年にリリースされた[3]

リヴィン・ラブ

[編集]

アルバムからリリースされた「I've Been Workin' on You」と「Hide & Seek」の2つのシングルは、ナッシュビルでトップ40ヒットとなった。3番目の「I Won't Run」もバーミンガムでチャートインした。1996年のTeenbeat RecordsでのアルバムのCD再発のためにバンドについて調査し、執筆したジョナサン・マークスは次のように語っている。

「バンドを録音したエンジニアのリー・ヘイゼンは、私にそのアルバムを流してくれました。いくつかの曲はフィードバックとサイケデリックなギター・ソロで溢れていましたが、他の曲はメンフィス・スタイルのホーン セクションで打ちのめされていました。その後、リーは「ええ、バンドだけでいくつかのデモも録音しました」と思い出し、オープンリールテープの膨大なライブラリを少し調べてみると、元の録音が見つかりました。」 [3]

これらのデモは、1996年の Teenbeat のリイシューと、その後のRev-Ola Recordsによる 2004年のリイシューに含まれていた[4]1997年にTeenbeatからデモとライヴ音源を収録したCD 『To Be in Love 』がリリースされた[5]

ディスコグラフィー

[編集]

シングル

[編集]
  • 「I've Been Working on You」/「Six O'clock in the Morning」(アテナ5003)1968
  • 「Are You Lonesome Like Me」/「Run That Through Your Mind」(アテナ5006)1969年
  • 「Are You Lonesome Like Me」 / "Run That Through Your Mind" (アテナ 5008) 1969
  • 「Hide & Seek」「Six O'clock in the Morning(デモ)」(Wurlitzer Jukebox WJ14)1996年

アルバム

[編集]
  • 『Livin' Love』 (アテナ) 1969

コンピレーション

[編集]
  • 『To Be in Love』 (ティーンビート) 1997

脚注

[編集]
  1. ^ The Feminine Complex Biography”. Allmusic. 2019年11月8日閲覧。
  2. ^ The Feminine Complex Biography”. Allmusic. 2019年11月8日閲覧。
  3. ^ a b c d Jonathan Marx (1996). Liner Notes (reissue of Livin' Love album). pp. 2–6 
  4. ^ The Feminine Complex - Livin' Love”. The Music Fix. 2010年7月23日閲覧。
  5. ^ The Feminine Complex - To Be in Love”. Discogs. 2010年7月27日閲覧。