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フェルナン・ペレーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェルナン・ペレーズ
Fernand Pelez
生誕 1848年1月18日
フランスの旗 フランス,パリ
死没 1913年8月7日
フランスの旗 フランス,パリ
運動・動向 自然主義
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フェルナン・ペレーズ(Fernand Pelez、スペイン名: Ferdinand Emmanuel Pelez de Cordova、1848年1月18日 - 1913年8月7日)はスペイン出身の祖父を持つフランスの画家である。

略歴

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パリで生まれた。祖父はスペインのコルドバからパリに移ってきた画家で、父親のレイモン・ペレーズ(Raymond Pelez:1815-1874)は画家、イラストレータで[1]、叔父のフェルナン・ペレーズ・ド・コルドバ(Fernand Pelez de Cordova:1820-1899)も画家であった。兄のJean Louis Raymond Pelez de Cordova d'Aguilarもシャリュモー(Chalumeau : 1838-1894)の名前で画家・イラストレータとして活動した[2]

父親から絵を学んだ後、エコール・デ・ボザールアレクサンドル・カバネルアドルフ・イヴォンの学生になった。パリの美術学校(école de la Ville de Paris)で美術教師を務めた。1866年からサロン・ド・パリに歴史画を出展した。1880年代に入って自然主義の画家ジュール・バスティアン=ルパージュに影響を受けて、貧しい人々の姿を描くようになった。代表作には『物乞いの子供』("enfants mendiants")や『軽業師』(Grimaces et misères: les Saltimbanques)などがある。1896年のサロン・ド・パリに出展するが、審査員にも観覧者にも作品が不評であったことに失望して、作品の制作は続けたが、展覧会に出展することは無くなった。100年ほどたって再発見され、2009年から2010年にパリ市立プティ・パレ美術館で回顧展が開かれた。

作品

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脚注

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  1. ^ "Dessins et sculpture récemment acquis par le Petit Palais". www.latribunedelart.com. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明).
  2. ^ "Notice Artiste no 19657". www.musee-orsay.fr. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)

参考文献

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  • Emmanuel Bénézit, Dictionnaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs, t. 10, Paris, Gründ, 1999, p. 698.
  • Gérald Schurr, Les Petits Maîtres de la peinture (1820-1920), Valeur de demain, Paris, Les Éditions de l’Amateur, 1982, t. II, p. 85, et t. VII, p. 131-132.
  • Émile Bellier de La Chavignerie et Louis Auvray, Dictionnaire général des artistes de l’école française depuis les origines jusqu’à nos jours, 3 vol., Paris, Librairie Renouard, 1882-1885.
  • André Roussard, Dictionnaire des peintres à Montmartre, peintres, sculpteurs, graveurs, dessinateurs, illustrateurs, plasticiens, au XIXe et XXe siècles, Paris, Éditions André Roussard, 1999.
  • Collectif, Fernand Pelez, la parade des humbles, [catalogue de l’exposition présentée au Petit Palais à Paris du 24 septembre 2009 au 17 janvier 2010], Éditions Paris Musées, 2009.