フォトンM1
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フォトンM1 | |
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主製造業者 | 中央設計局(TsKB, ロシア) |
状態 | 打ち上げ失敗 |
計画の期間 | 15日間 |
打上げ機 | ソユーズU |
打上げ日時 | 2002年10月15日 |
機能停止日 | 2002年10月15日 |
物理的特長 | |
質量 | 6410kg |
発生電力 | 0.5 kW(電池) |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
軌道 | 低軌道(予定) |
搭載機器 |
フォトンM1 (Foton-M1) とは、欧州宇宙機関とロシア連邦宇宙局が開発した人工衛星である。2002年にロシアのプレセツク宇宙基地から打ち上げられたが、ロケットの墜落により失われた。地球周回軌道上で複数の科学実験を行い、カプセルを地上へ帰還させることを目的としていた。
設計と打ち上げ
[編集]フォトンM1はフォトンシリーズの13号機で、初期のシリーズに改良を加えたフォトンM型の初号機だった。製造はロシア中央設計局 (TsKB) が担当した。重量は6410kgで、流体物理や生物学などに関する44種類の実験を計画していた。機材は再突入カプセルの内部に置かれ、地球周回軌道に15日留まったのち、ロシアとカザフスタンの国境地域に帰還する予定だった[1][2]。
2002年10月15日、フォトンM1はソユーズUロケットを用いてプレセツク宇宙基地から打ち上げられた。しかし5基のエンジンのうち1つが点火せず、正常な飛行経路を保てなくなったため、全エンジンが停止され、ロケットは発射台付近に落下して爆発した。付近にいたロシア軍兵士1人が窓枠の破片に当たり死亡し、8人が負傷、うち6人が入院して治療を受けた。また、プレセツクの発射台も部分的に破壊された[2][3]。
フォトンM1の失敗で実行できなかった実験は2005年に打ち上げられたフォトンM2で補われた[4]。
参考文献
[編集]- ^ “Soyuz Rocket Fails to Deliver Foton M1 to Orbit”. SPACE and TECH. (2002年10月15日) 2010年5月18日閲覧。
- ^ a b “FOTON-M1”. University Erlangen-Nürnberg. 2010年5月18日閲覧。
- ^ Stephen Clark (2002年10月15日). “Soyuz launch a failure”. Spaceflight Now 2010年5月18日閲覧。
- ^ “FOTON-M2”. University Erlangen-Nürnberg. 2010年5月18日閲覧。