フォビア (アルバム)
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『フォビア』 | ||||
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ザ・キンクス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1990年9月 - 1991年6月 | |||
ジャンル | ロック、ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | レイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ザ・キンクス アルバム 年表 | ||||
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『フォビア』(Phobia)は、1993年にリリースされたキンクスのアルバム。現時点で、最後のスタジオ・アルバムである。
当時の荒廃した世相を、様々な角度から描写・風刺し、「こんな社会に住む我々は、みんな何かの恐怖症(フォビア)だ」と歌った作品。飛び降りようとしてビルの屋上に立つ男を、野次馬の視点から描いた「ドント」など、暗い題材の曲が目立つ。一方では「スカッタード」など、ほのぼのとした雰囲気の佳曲も含んでおり、かなり充実した内容だったが、セールスは惨憺たる結果に終わる。この作品の商業的失敗により、バンドはメジャー・レーベルから離れる。
当初アナログ盤LPでの発売予定もあったが、結果的にスペインでのみ1枚物として発売されただけにとどまり、この25年後にレコード・ストア・デイの一環でFriday MusicよりCDのカバーと同じデザインで2枚組仕様により初めて発売された。
なお、「ヘイトレッド」はNHKでの初期(1993年頃)のJリーグ中継テーマ曲として取り上げられたことがある。
収録曲
[編集]特筆無い限りレイ・デイヴィス作詞作曲。
- オープニング - "Opening" 0:38
- ウォール・オブ・ファイヤー - "Wall of Fire" 5:01
- ドリフト・アウェイ - "Drift Away" 5:05
- スティル・サーチング - "Still Searching" 4:52
- フォビア - "Phobia" 5:16
- オンリー・ア・ドリーム - "Only a Dream" 5:04
- ドント - "Don't" 4:36
- ベイビーズ - "Babies" 4:47
- オーヴァー・ジ・エッジ - "Over the Edge" 4:20
- サーヴァイビング - "Surviving" 6:00
- イッツ・オールライト - "It's Alright (Don't Think About It)" 3:34
- ジ・インフォーマー - "The Informer" 4:03
- ヘイトレッド - "Hatred (A Duet)" 6:06
- サムバディ・ストール・マイ・カー - "Somebody Stole My Car" 4:04
- クローズ・トゥ・ザ・ワイアー - "Close to the Wire" (D. Davies) 4:01
- スカッタード - "Scattered" 4:11
シングルカット
[編集]プロモーション・シングルのみも含む。
- スカッタード - "Scattered"
- ヘイトレッド - "Hatred (A Duet)"
- オンリー・ア・ドリーム - "Only a Dream"
- ドリフト・アウェイ - "Drift Away"
- スティル・サーチング - "Still Searching"