フォボス (アルバム)
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『フォボス』 | ||||
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ヴォイヴォド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1997年3月 - 4月 トロント シグナル・トゥ・ノイズ[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、スラッシュメタル、プログレッシブ・メタル、インダストリアル・メタル | |||
レーベル | ヒプノティック・レコード | |||
プロデュース | ロブ・サンゾ、ヴォイヴォド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ヴォイヴォド アルバム 年表 | ||||
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『フォボス』(Phobos)は、カナダのヘヴィメタル・バンド、ヴォイヴォドが1997年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]前作『ネガトロン』に引き続き、エリック・フォレストを含むトリオ編成で制作された[2]。ボーナス・トラックのうち「M-Body」は、後にヴォイヴォドの正式ベーシストとなるジェイソン・ニューステッドがソングライティングに貢献した曲で[3]、「21世紀の精神異常者」はキング・クリムゾンのカヴァーである[2]。
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「エクストリーム・メタル・サウンドのファンなら、明らかに本作を楽しめるだろうが、バンドが以前にリリースした作品で目指してきた方向性にまたがる聴衆にとっては、少々手に余るだろう」「『ナッシングフェイス』における三次元的な音楽からは程遠い」と評している[2]。
本作リリースに伴うツアー中、フォレストはツアー・バンの事故により重傷を負うが、手術とリハビリテーションを経てバンド復帰を果たし[4]、1999年7月11日にアイアン・メイデンのオープニングアクトとしてライヴ活動を再開した[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲は作詞がエリック・フォレストとアウェイ(ミシェル・ランジュヴァン)、作曲がメンバー3人による。
- カタレプシィ I "Catalepsy I" – 1:15
- ライズ "Rise" – 4:55
- マーキュリー "Mercury" – 5:38
- フォボス "Phobos" – 6:58
- バクテリア "Bacteria" – 8:08
- テンプス・モート "Temps Mort" – 1:48
- ザ・タワー "The Tower" – 6:10
- 作詞:Ivan Doroschuk、アウェイ
- カンタム "Quantum" – 6:33
- ニュートリーノ "Neutrino" – 7:43
- フォーロン "Forlorn" – 6:00
- 作詞:Karyn Crisis Krol、エリック・フォレスト、アウェイ
- カタレプシィ II "Catalepsy II" – 1:07
ボーナス・トラック
[編集]12. - 13.はヨーロッパ盤/日本盤共通のボーナス・トラックで、14.は日本盤のみ収録。
- M-BODY "M-Body" – 3:37
- 作詞:ジェイソン・ニューステッド/作曲:ピギー、アウェイ、ジェイソン・ニューステッド
- 21世紀の精神異常者 "21st Century Schizoid Man" – 6:34
- 21世紀の精神異常者(ラジオ・エディット・ヴァージョン) "21st Century Schizoid Man (Radio Edit Version)" – 6:36
- 作詞:ピート・シンフィールド/作曲:ロバート・フリップ、イアン・マクドナルド、グレッグ・レイク、マイケル・ジャイルズ
参加ミュージシャン
[編集]アディショナル・ミュージシャン
- Ivan Doroschuk - エレクトロニクス
- James Cavalluzzo - エレクトロニクス
脚注・出典
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b c Prato, Greg. “Phobos - Voivod”. AllMusic. 2017年10月15日閲覧。
- ^ Wiederhorn, Jon (2001年10月10日). “Jason Newsted Gets Busy After Metallica”. MTV News. 2017年10月15日閲覧。
- ^ “2017 Biography”. Voivod Official Website. 2017年10月15日閲覧。
- ^ “1999 Tour Dates”. Voivod Official Website. 2017年10月15日閲覧。