フォンジェ
フォンジェ Fonjie | |
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フォンジェ(2020年4月) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒945-0051 新潟県柏崎市東本町1丁目15番5号 |
座標 | 北緯37度22分11秒 東経138度33分25秒 / 北緯37.36972度 東経138.55694度座標: 北緯37度22分11秒 東経138度33分25秒 / 北緯37.36972度 東経138.55694度 |
開業日 | 1998年10月 |
敷地面積 | 21,000 m²[1] |
商業施設面積 |
7,000 m²[1] ※売場面積 |
中核店舗 | (フレッシュマートツチダ→)良食生活館 |
駐車台数 | 460台[1] |
最寄駅 | 柏崎駅 |
最寄バス停 | 越後交通 「東本町一丁目」バス停 |
最寄IC | 北陸道・柏崎IC |
外部リンク | 柏崎ショッピングモール |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 新潟県柏崎市東本町1丁目15番5号 |
設立 | 1997年[2] |
法人番号 | 6110001017233 |
外部リンク | http://www.fonjie.com |
フォンジェ(Fonjie)は、新潟県柏崎市東本町に所在する複合商業施設。市街地再開発事業「東本町まちづくり事業」の核として1998年(平成10年)10月にオープンした[3]。
概要
[編集]地下1階・地上3階建てのショッピングセンターのほか、西隣の駐車場棟、柏崎高校前の通り沿いのストリート棟の計3棟から成り、1998年(平成10年)10月にオープンした[4]。オープン時のSC棟は地下に核テナントのスーパーツチダ、1・2階に地権者・テナントの店舗、3階・屋上が駐車場という構成であった[3]。
1階には英国製の大型遊具などを備える有料の大規模自動遊戯施設「キッズマジック」が設けられた[5]。
しかし売上は伸び悩み、2000年5月にスーパーツチダが撤退(代わる形で同年に良食生活館がオープン)[6][7]、市などが出資する運営会社の第三セクター「柏崎ショッピングモール」は2001年(平成13年)8月に民事再生法適用申請となった[8]。2023年10月には、ピアレマート(旧・良食生活館)が撤退予定[9]。
愛称「フォンジェ」は公募され、中国語で風を意味する「フォン」と、街を意味する「ジェ」の合成語である[10]。
東本町まちづくり事業
[編集]東本町は1980年代前半までは周辺町村からも人を集める賑わいを見せていたが、国道8号沿いの郊外型店舗の開発が進んだこともあり、その後は歩行者数が激減した[11]。
そうした状況への危機感から1991年(平成3年)から市と地元商業者が進めてきたのがこの構想であり、中心市街地の4 haを宿泊施設とオフィス空間(Aブロック、1.1 ha)、地元商業者による共同店舗(Bブロック、0.6 ha)、核テナントを誘致した商業集積地(Cブロック、2.3 ha)に再生するというもの[12]。Aブロックは法定再開発、B・Cブロックは民間開発の形で計画された[12]。国の特定商業集積整備法の適用も受け、中心市街地活性化形としては全国第1号である[13]。
Aブロックについては当初はワシントンホテルを核として進められる予定だったが、駅前に別のホテルが開業するなど需要が飽和状態となったため頓挫し、1999年(平成11年)、ホテル建設自体が断念された[14]。ホテル棟、業務棟、駐車場棟の3棟の予定だったが[14]、業務棟(モーリエ2)、駐車場棟(モーリエ3)は2000年(平成12年)4月に完成[11]。ホテル棟の代わりには地上9階建てでマンション・店舗のほか「市民プラザ」が入るA1棟(モーリエ1)が建設され[14][15]、2001年(平成13年)3月に完成[16]。多目的ホールや生涯学習施設を備えた市民プラザは同年6月1日にオープンし、諏訪町にあった柏崎公民館・勤労青少年ホームの機能が移転された[17]。
モーリエ3(駐車場棟)の1階には2000年(平成12年)4月、映画館「柏崎シネマ」がオープンした(2005年9月に閉館)[18][19]。
こうした施設完成後の2001年秋の調査では、東本町商店街の歩行者通行量が回復する結果となった[20]。
事業に前後して本町通りの拡幅工事が行われ、1970年(昭和45年)4月から続いた一方通行規制も1998年(平成10年)10月に解除された[21]。また、柏崎高校前の市道で「にぎわいの道づくり」が行われ、フォンジェのオープンに合わせてたまり場のある歩道やベンチが整備された[22]。
なお、2007年(平成19年)の新潟県中越沖地震の際には隣接するえんま通り商店街が壊滅的な被害を受けたものの、当地区は再開発により新しい建物が多かったこともあり被害が比較的小さかった[23]。
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モーリエ3(左)とモーリエ1(右)を結ぶ連絡通路(2020年4月)
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フォンジェ ストリート棟と整備された市道(2021年5月)
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “新潟・柏崎再開発のSC、来月22日オープン。”. 日本経済新聞. (1998年9月19日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “「フォンジェ」8年連続最終赤字 柏崎の商業施設 マイナス幅は圧縮”. 新潟日報. (2021年10月7日)
- ^ a b “新潟・柏崎再開発の核施設、フォンジェが完成。”. 日本経済新聞. (1998年10月21日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “東本町SC「フォンジェ」 22日オープン”. 柏崎日報. (1998年10月14日)
- ^ “SCフォンジェ テナント大部分確定”. 柏崎日報. (1998年9月12日)
- ^ “ツチダが今月末でフォンジュ撤退”. 柏崎日報. (2000年5月19日)
- ^ “フォンジェの良食生活館が19日オープン”. 柏崎日報. (2000年7月15日)
- ^ “柏崎ショッピングモール、民事再生法を申請、負債26億円。”. 日本経済新聞. (2001年8月24日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “商業施設「フォンジェ」の食品スーパー「ピアレマート」、10月29日閉店へ 運営の第三セクター、後継テナントは「検討中」”. (2023年9月15日)
- ^ “東本町SC愛称は「フォンジェ」”. 柏崎日報. (1998年7月1日)
- ^ a b “第1部沈む商店街(5)柏崎市、再開発で街並み一新(流通大変革)”. 日本経済新聞. (2001年3月8日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ a b “柏崎・東本町、官民一体で再開発、商店街にオフィスやホテルも―99年に完成。”. 日経流通新聞. (1995年12月26日). p. 21
- ^ “柏崎「まちづくり」に商業集積法適用、市街地活性化型で―今夏にも、全国第1号に。”. 日本経済新聞. (1997年5月9日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ a b c “新潟・柏崎市の中心市街地再開発、ホテル計画を断念。”. 日本経済新聞. (1999年3月5日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “東本町A1棟 市施設は「市民プラザ」”. 柏崎日報. (2000年12月5日)
- ^ “東本町まちづくりの完成式典”. 柏崎日報. (2001年5月16日)
- ^ “市民プラザがオープン 3日までイベント”. 柏崎日報. (2001年6月2日)
- ^ “柏崎シネマ 27日に設立総会”. 柏崎日報. (2000年2月26日)
- ^ “柏崎シネマが9月で閉館”. 柏崎日報. (2005年5月20日)
- ^ “東本町商店街の歩行者増える”. 柏崎日報. (2001年11月5日)
- ^ “東本町1の本町通り 15日から対面通行”. 柏崎日報. (1998年10月6日)
- ^ “にぎわいの道づくり 貝で波打ち際イメージ”. 柏崎日報. (1998年10月9日)
- ^ “中越沖地震1年復興へ道半ば(上)大半の製造業、早期に復旧―原酒造も秋に新蔵。”. 日本経済新聞. (2008年7月16日). p. 22 地方経済面 新潟
- ^ “東本町に新ア-ケ-ド B地区中心に計画”. 柏崎日報. (1998年10月19日)
- ^ “東本町の新アーケード、来年3月完成へ”. 柏崎日報. (1999年10月20日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 柏崎ショッピングモール フォンジェ - ウェイバックマシン(2023年6月7日アーカイブ分)